角川ホラー文庫<br> あの夜にあったこと

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角川ホラー文庫
あの夜にあったこと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041005392
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

あの夜、丘の上の屋敷で何が起こったのか──戦慄のサスペンス!

鬱屈した思いを抱えた青年2人。2人は院長夫妻とその美しい娘が暮らす「山下医院」の豪邸に、強盗に入ることを計画。だがはずみで家政婦を殺害してしまい、2人の行動は、徐々に歯止めがきかなくなっていく……。

内容説明

21歳の優也は、幼なじみの啓太と共に派遣従業員として工場で働いている。異様な愛情を注いでくる母を拒絶しきれない優也。金持ちに敵愾心を抱く父に育てられた啓太。鬱屈した思いを抱えた2人は、裕福な院長夫妻と美しい娘が暮らす「山下医院」の豪邸に、強盗に入ることを計画。だがはずみで家政婦を殺してしまったことから、2人の行動は徐々に歯止めがきかなくなっていく…!あの夜何が起こったのか。戦慄のサスペンス。

著者等紹介

大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mr.lupin

54
大石さんの作品三冊目読了。21歳の優也と幼馴染みの啓太の二人が裕福な医院長夫妻と美しい娘が暮らす「山下医院」の豪邸に強盗に入る計画を。何が彼らをそんな追い込んだのか?強盗だけのつもりが人殺しまで。日陰と日向、貧乏と金持ち。あの夜に一体何があったのか? 大石さんらしい終わり方をした一冊。何だかんだ言って大石さんの作品には惹き付けられるな。☆☆☆☆☆2018/08/19

そのぼん

31
最悪でした。主人公の二人のはもう、最悪としか言い様のない感じでした。派遣社員として働く男二人が金持ちの一家に強盗に入る物語でしたが、何もかも救われることのない展開が待っていました。凹んでいるときに読むと余計に気が滅入りそうな作品でした。2012/12/08

じゅんぢ

24
加害者側、被害者側、どちらにも感情移入できなかった。2019/11/28

ユウ

18
金持ちと貧乏を『日なたに生える草』『日陰に生える草』と比喩し,後者が前者を憎み強盗を計画するが上手く行かず一家を皆殺しにしてしまう。‥何とも極端で単純で好感の持てない登場人物達ばかり。主人公二人の青年の生い立ちには同情する面もあるが,今ひとつ何か物足りない感じで呆気なく終わってしまった。富裕層への憎しみや優也の母への愛情もう少し強い思いが描かれていたらもっと良かったような気がする。同著者の『アンダー・ユア・ベッド』が良かっただけに,期待外れと感じてしまった。2013/10/26

のりオバ

14
面白かったです! 主人公の2人が、「これからどうなってしまうのだろう」と気が気ではなくて、一気読みでしたー😺 生まれながらの、日なたの人と日陰の人の人生。その差の不条理さを作者先生は書きたかったのだと、あとがきでおっしゃっています。自分や周囲の方々にしても、「もしも、ちがう家に生まれていたら・・・」と、思ったことがないわけではありません。私の苦手とする性描写が多かったなぁ・・・😹2019/12/26

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