角川文庫<br> 楠の実が熟すまで

個数:
電子版価格
¥594
  • 電書あり

角川文庫
楠の実が熟すまで

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041003886
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

密命を受け潜入した女隠密・利津の運命は? ミステリー長編時代小説!将軍家治の安永年間、京の禁裏での出費が異常に膨らみ、経費を負担する幕府は公家たちに不正があるのではないかと睨む。密命が下り、御徒目付の姪・利津が女隠密として下級公家のもとへ嫁ぐ。闘いが始まる!

諸田 玲子[モロタ レイコ]
著・文・その他

内容説明

期限は初冬、楠の実が熟すまで。21歳の利津は、御徒目付を務める伯父に命じられ、潜入捜査のため京の下級公家・高屋家に嫁いだ。安永年間、禁裏での出費増大に頭を悩ませた幕府は、公家たちの不正を疑うが、探索のため送り込んだ者たちは次々に謎の死を遂げていた。最後の切り札として単身乗り込んだ女隠密・利津は、高屋家に夫の弟・右近が幽閉されているのを知る。証拠はどこに…?著者の新境地を拓く、長編時代ミステリー。

著者等紹介

諸田玲子[モロタレイコ]
静岡市生まれ。上智大学文学部英文科卒業。外資系企業勤務を経て、翻訳・作家活動に入る。1996年、『眩惑』でデビュー。2003年、『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞を受賞。07年、『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞受賞。平安から江戸以降まで、幅広い題材に取り組み、新しい感覚の時代小説の書き手として注目を集める。2012年、『四十八人目の忠臣』で第1回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

172
読みたい本に登録していてやっと時期到来。だがしかし、やっぱり既読の作品だった。あぁ、あるあるだけど自分が情けない。利津は諸田さんの描く女性だなぁと、するりと作品の中に入って行ける。隠密御用で嫁いだはずが先妻の残した幼子を我が子のように慈しみ、夫にも情が湧く利津の気持ちが良かった。【再読本】2021/06/28

はつばあば

45
京の公家達は武士の世になって権力が全部江戸に行ってしまい・・天皇も侘しい生活をされていたと。ほんと貧しい生活をされていたようですが、どこにもお金お金と守銭奴がおります。そんな公家の二重帳簿を見つけるよう21の利津に白羽の矢が。今迄何人もの隠密が殺されてしまったので・・利津は子供のいる康昆の元に後妻として。やっぱりね美男美女の組み合わせ、子供も懐いていたらそりゃ愛に発展しますわなぁ。しかし公家側の暗殺者ほんま京都人やわ~。?私ですか何代も前から京都市民ですが・・市民の枠に入れてもらえませんねん(;´∀`)。2022/05/25

keiトモニ

41
隠密御用なる江戸時代版ミッションインポッシブル。利津の伯父徒目付清太夫が21歳の姪利津に言い渡す“隠密御用だということを忘れてはならぬぞ…今一つ言うておくが気取られてはならぬ、そなたの命にかかわる…つまりそなたは孤立無援ということだ。危難にあっても助けはないものと思え。たとえ奉行所に駆け込んでも門前払いを食わされよう”…ああ何と無慈悲な。にしても利津の高屋屋敷での蔵の捜索やらの隠密行動には緊迫感が半端じゃなかった。禁裏の口向役人御取次衆高屋遠江守康昆は後妻利津が隠密御用であることを承知していたのだろうか?2022/03/14

るぴん

28
母のオススメ本。面白かった♫御徒目付の伯父の命を受け、隠密御用として公家に嫁いだ利津。楠の実が熟すまでに公家達の不正の証拠を掴まねばならない。しかし夫となった康昆に惹かれていき、継子の千代丸は愛らしい。役目を果たせば婚家は破滅、失敗すれば伯父は切腹。板挟みの利津はどうするのか。常に気を張らなければならない利津の緊張感が伝わってきて、ハラハラし通しだった。幽閉されている義弟の謎、変死する奉公人達…王道な感じもするけど、私は好きだな~(^^)『おすすめ文庫王国』時代小説部門3位にランクインしていたのも納得☆2013/05/24

こおり

14
武家と公家の金をめぐる攻防。武家は、娘を公家の家へ嫁がせ、内部から不正を掴むという策に出た。密命を受け、たった一人で乗り込む娘 利津。「不正を暴いてやる」という正義感と、次第に夫や息子へと傾いていく女としての想い。ミステリーと恋心の両方が楽しめる趣向だ。婚家の情報を「楠の実」に例えた表現で実家へ知らせる手紙に、利津の聡明さが表されていてなかなか良かった2015/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5190126
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。