出版社内容情報
吃音、幻聴、リストカット-------こころを病んで病院に搬送された私は統合失調症と診断されました。最初の晩は少し泣いたけど、こころを病んだ優しい人たちが集まるここでの暮らしはとても穏やかで----。
内容説明
吃音、幻聴、リストカット―こころを病んで病院に搬送された私は統合失調症と診断されました。最初の晩は少し泣いたけど、こころを病んだ優しい人たちが集まるここでの暮らしは確実に私のこころを治してくれた―。入院してから退院するまでの日を描く日常コミックエッセイin精神科病院!
目次
第1章 精神科病院に入院しています。(いつもの日課;精神科病院の24時間 ほか)
第2章 精神科病院での暮らし(刺激が欲しい!;精神科病院の面々 ほか)
第3章 精神科病院に入院するまで(措置入院;精神科に入りました。 ほか)
第4章 精神科病院を退院するまで(笹木さんの退院;折り鶴と指輪 ほか)
著者等紹介
安藤たかゆき[アンドウタカユキ]
1984年に生まれ埼玉県で育つ。現在、吃音症と統合失調症で通院しつつ漫画を描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
85
【学習】奥様が予約した図書館本を手に取り、先に読了。感想はある意味簡潔で、よく分からない心情が描いてある。分からないということは、自分が精神衛生状態が良好ということかと一瞬間を置いて理解。精神科病棟につき、勉強になりました。後、マンガエッセイなるジャンルが流行っているのですね。2015/12/13
美登利
84
心を病んで、というタイトルが気になって手に取った本。統合失調症は若い時に発症することが多いようです。ご本人が漫画も描いておられる本は珍しいと思います。ご家族やパートナーさんが病気での体験のコミックエッセイは読んだことがありますけど。絵はとてもシンプルですが、作者さんの感情がちゃんと伝わってきます。怖い場所というイメージは私の中ではとっくに無くなりましたが、患者さんたちの交流もあってほのぼのして、医療関係者さんたちに恵まれた良い病院だと感じました。あとがきも良いです。2015/11/13
せ~や
63
職場の後輩さんから、お借りした本。マンガというのもあるかもやけど、内容が薄くて物足りない感じ。あと、絵が個人的に好きになれず…。「明日できることを、今日するな」という言葉は、なんだか響きました。☆12018/12/25
ネギっ子gen
60
【そこで過ごした3ヶ月間は、今まで私が否定していた「自分を大切にするということ」を教えてくれた】統合失調症と診断され、精神科病院に入院し退院するまでが描かれたコミックエッセイ。おまけで、精神病院マップ(全体・病室・食堂兼リビング)。2015年刊。「あとがき」で、<退院してからは心構えが一変しました。「明日できることは今日するな」という言葉があります。私はこの言葉が大好きになりました。一見怠けに聞こえる言葉が一番合理的かつ持続的で「人生はマラソンだよ。自分のペースで走ってね」と教えてくれる>ようだと―― ⇒2025/03/31
nyaoko
52
漫画なので読みやすかったです。統合失調と鬱病の違いがよくわからなくて、色々本を読ん読んだり、医療職の方にお話を聞いたりして随時、勉強中。この本の作者が心を病んで入院した経験などコミカルに描いているんですが、心の有り様とか、それぞれの病の違いとか、シンプルなイラストで表現していてわかりやすいです。しかもちょっと怖いとこがまたリアルで良い。 リハビリや看護師の対応など細かく書いてくれてるなぁと思いました。2015/08/27