内容説明
「このまま普通に仕事を続けていて、本当にいいのだろうか」。好きで選んだ仕事ゆえ、それに対する不満はなかった。だけど、くる日もくる日も同じサイクルで繰り返される日常には、なにかにものすごく感動するひとときも、ゆっくり考えごとをする時間も、ほとんどなかった。そんなときに心の奥から湧き出てきたのは、長い旅に出たいという、あの思い。ふたりでこれからについて話し合った。旅に出るのか。それともこのまま仕事を続けるのか。旅にいくなら資金はどうするのか。行き先はどこにするのか。帰ってきてからの暮らしはどうするのか。結論は案外あっさりと出た。旅の資金と、帰国してからの生活費として、まとまったお金を貯めるまではきちんと働こう。気力と体力のあるうちにいっておきたい場所…、アフリカと中南米、かな。だったら、以前あきらめたブラジルにはどうしてもいきたい。よし、中南米に決めた。
目次
中米（メキシコ；グアテマラ；パナマ；キューバ）
南米（エクアドル；ベネズエラ；ウルグアイ；パラグアイ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mizuiro
2
結婚してから仕事を辞めて長い旅に出た二人。なかなか思いきれないことだけど、やりたい事をやってみる自由さ、素敵！夜眠る前にちびちびと開いて、南米のカラッとした青空や、ぶわっと立ち昇る滝の水しぶきを眺めたりして、カラフルな街並みと、緑の濃い自然を通り抜けて、開放的な気分になる。友達から旅の写真とお話を聞かせてもらってるみたいな、程よい情報量が心地よくって、楽しい時間だった。2016/06/07
奥山
2
先輩が鎌倉に旅行した先のゲストハウスで旅音さんに出会い、この本に出会ったとのこと。そして私は先輩からこの本を借りた。先輩も私も南米に憧れがあり、息統合してじゃあ一緒に行こう！と決め、いよいよ来月末2週間程行って来る。目的はペルーのマチュピチュとボリビアのウユニ塩湖。きっと人生でこれが最初で最後かもしれないから、素晴らしい旅にしたい。2014/01/16
よもぎ
1
ペルーボリビア熱が醒めないうちに、と手にとった。中南米良いなぁ。帰ってきてから思うのは、いろいろな準備不足。ことばや体調、旅を楽しむ気持ち、など。いやー、充分満喫した！と思ってたけど、この本を読んで、また行きたくなった。二度目ならもっと深く楽しめるんじゃないかなぁ。何にせよ、遠いんだけどね…。2013/01/13
knht
1
南米はやっぱり魅力的。ただ、１週間そこらの休みでは行っても満喫できないよな。著者みたいにかなり長く期間をとらないと。行くのはまだまだ先になりそうです。2012/11/17
キツネ
0
建物などがカラフルで素敵です。いい本だと思いますが、紙面に限界のある書籍よりも、事実上容量に限界のないweb媒体で読みたいと思ってしまうところも。2015/02/11
