MF文庫J<br> 今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。〈3〉3年分の「ありがとう」だよ、先輩

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MF文庫J
今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。〈3〉3年分の「ありがとう」だよ、先輩

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040649474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

生原小織。怪しげな露天商ナナさんの店でバイトをしている、正体不明・詳細不明・神出鬼没の後輩…のはずだった。そんな彼女が、病院で眠り続ける「思い出せない僕の親友」と同じ名前・顔をしているという。この不可思議な状況、「生原小織」は間違いなく“星の涙”を使っている、はずだ。「私の―生原小織の願いを否定してほしいんだ」僕は何もかもを忘れてしまっていた。「生原小織」の素顔、口調、性格、彼女と僕の関係。彼女が何を想い、何を願って“星の涙”に縋ってしまったのか。それら全てに、全ての感情に藍をしてきたのだ。そして―そもそも対価を払ったのは誰だったのか、ということにも。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

36
怪しげな露天商ナナさんの店でバイトする正体不明・詳細不明・神出鬼没の後輩・生原小織。病院で眠り続ける「思い出せない僕の親友」と同じ名前・顔をしている彼女から、その願いを否定してほしいと願われる第三弾。今回は小織と一緒に向かった病院で眠り続ける彼女の夢の中で、思ってもみなかった出会いから徐々に小織との記憶を思い出してゆく伊織。そこには彼が気づかなかった過去があって、徐々に小織の真意も明らかになっていって、そこから容赦なくとどめを刺しに来るあたり、人の心がなさ過ぎるというか…これどうなっちゃうんでしょうか…。2020/10/23

まっさん

27
★★★ 一巻からラブコメの皮を被ったSFものとして読者のメンタルをぶち壊しにきていた作品だったけど、今巻はそういった性質が顕著に表れていた印象。正直終盤の手前辺りの時点で今巻のオチは何となく想像がついていたが、やはりそれでもこの結末はどうしても引きずってしまうものがあるなぁというところ。誰もが報われる結末なんて夢のまた夢の話なのかもしれないけど、それでもハッピーエンド至上主義の自分からすれば今作の苦味の部分は面白くもあり辛くもある。個人的に表紙でも描かれている終盤の場面は挿絵か口絵のどちらかでも用意→2021/05/30

オセロ

19
露天商でバイトする少女生原小織と病院のベットで眠り続ける少女生原小織。星の涙が生み出した生原小織が2人いるという有り得ない現実を否定を冬月伊織が否定する様子を描いたシリーズ第三弾。 小織が星の涙に願ったことの代償は今巻も想像を絶するものでしたし、伊織が小織の願いを否定した後にサブタイトルの意味が分かると何とも言えない気持ちになりました。 そしてエピローグで明らかになる衝撃の事実。次巻も必見です!2020/10/27

げんごろう

15
前巻のラストを見て、今巻は悲しい物語になるだろうなと覚悟を持って読みましたが、やはり……。 “小織”が抱く伊織への想いに胸が締め付けられ、改めて副題を見て更に……。 エピローグでまたしてもぶっ込んできましたし、これは4巻刊行してもらわないと!2020/11/03

真白優樹

14
小織が自分の願いを否定してほしいと伊織に願う中、小織の夢の世界へと潜る事になる今巻。―――涙と懊悩の果て、真実は明かされ全ては裏返る。本当にもう、涼暮先生は。思わずそんな言葉が出てしまう程に痛みと切なさに満ちた巻であり、これまでで一番救いのない中に、更に全ての前提が覆ると言う最早非道と言っても差し支えない程の衝撃的な展開が待っている巻である。必死に救おうとしてその手で全てを救う事は出来ず、自分の行いに意味はなく、縋っていた筈の罪は唐突に消え。果たして伊織は今後、どうするのか。 次巻も須らく期待である。2020/10/28

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