出版社内容情報
お友達のお誕生日祝いに、お母さんが作ってくれたお人形。かわいい包み紙にくるんで、お誕生日のパーティーへむかいます。とちゅうで、その包み紙がカサカサと音を立てるのに気づいた女の子、さて、いったい何の音でしょう……? とびだしてきたおしゃまなお人形さんにふりまわされつつ、女の子の気持ちにはある変化が起きていきます。おもわずクスリとわらってしまうようなお人形さんのおしゃまな魅力をぜひ味わってください。
著者等紹介
でくねいく[デクネイク]
1969年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。『あめふらし』で2003年BIB(ブラチスラバ世界絵本原画展)グランプリ、『マーシャと白い鳥』で2006年日本絵本賞大賞を受賞。絵本に『もりのおとぶくろ』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞/のら書店)など。2022年西ボヘミア大学・ラジスラフ・ストナル・デザイン・芸術学部シンポジウムにて、イジー・トルンカ賞受賞。2002年よりチェコ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
193
チェコ在住の出久根育さんによる絵本。人形劇が盛んなチェコらしく、お母さん手作りのお人形さんが動き出す。子供たち、犬、猫も可愛く描かれ、微笑み溢れる作品になってます。2024/01/13
はる
55
でくねいくさんのノスタルジックな絵がとても魅力的。お友達のお誕生日祝いに、お母さんが作ってくれたお人形。でも包み紙の中でカサカサと動きだして……。おにんぎょうさんは美人じゃないし、わがまま。でもお人形さんなりに、いろいろな想いに揺れているのが可愛い。お母さんが可愛いお人形にしなかったのは、こうなることを予想していたのかな。2023/09/27
ぶんこ
41
友達のエマちゃんのお誕生日にと、お母さんが手作りのお人形を作ってくれました。そばかすの可愛い女の子。きちんと包まれて、大事にエマちゃんのお誕生会へ。ところが途中でお人形さんが包みから飛び出して遊び始めてしまいます。ワンちゃんには髪の毛を引っ張られて泣き出してしまう。髪の毛も洋服もボロボロ。エマちゃんは汚いから要らないと。。仕方なく連れて帰ると、お母さんが綺麗にしてくれました。わたしとお人形さんは仲良しで、いつも一緒。よかったね。2023/10/11
chiaki
27
お友達のお誕生日会のプレゼントに、お母さんは可愛いお人形を作って持たせてくれます♡エマちゃんのために大切に包まれたそのお人形…のはずが、大変な事態に!!エマちゃんは案の定…。とっても気の強いお人形さんの可愛いおはなしです!出久根さんの作品、やっぱり惹かれる〰️。2023/11/13
わむう
22
友達のお誕生日会に呼ばれて、お母さんがプレゼントとして作ってくれたお人形。持って行く途中で人形が包み紙から飛び出して公園で遊び始める。説得してお誕生日会に連れて行くが「こんな汚い人形はいらない」と言われてしまい、女の子のものになる。お母さんが綺麗に洗濯してくれて、これからは毎日一緒です。2024/05/11