岩波新書<br> 五日市憲法

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五日市憲法

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317166
  • NDC分類 323.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

開かずの土蔵から偶然見つけた紙綴りが、ひとりの学生を歴史家に変えた。紙背から伝わる、自由民権の息吹と民主主義への熱き思い。起草者「千葉卓三郎」とは何者なのか? 第一発見者が語る、明治の民衆憲法の全貌。

内容説明

一九六八年、東京都西多摩郡五日市町。この地に「開かずの蔵」と呼ばれる旧家の土蔵があった。そこで偶然見つかった紙綴りが、ひとりの学生を歴史家に変える。紙背から伝わる、自由民権の息吹と民主主義への熱き思い。起草者「千葉卓三郎」とは何者なのか?明治に生まれた民衆憲法の水脈をさぐる。

目次

第1章 「開かずの蔵」からの発見
第2章 五日市憲法とは何か
第3章 憲法の時代
第4章 千葉卓三郎 探索の旅へ
第5章 自由権下不羈郡浩然ノ気村貴重番智―千葉卓三郎の生涯
終章 五日市憲法のその後

著者等紹介

新井勝紘[アライカツヒロ]
1944年東京都に生まれる。1963年東京都立国立高校卒業、1969年東京経済大学経済学部卒業、東京都町田市史編さん室、町田市立自由民権資料館主査、国立歴史民俗博物館助教授などを経て、専修大学文学部教授。現在、認定NPO法人・高麗博物館館長、成田空港空と大地の歴史館・名誉館長。専攻は日本近代史、自由民権運動史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

47
国民の教育権に連なるような条文があったのが印象に残りました。この時期だとどこから学んだものなのか?すぐれてオリジナルでは?2021/12/15

肉尊

26
開かずの蔵と呼ばれた深沢家土蔵から五日市憲法を初めて発見した著者。発見の瞬間は明治憲法の写しと考えたようだが、これは新発見の私擬憲法であった。特筆すべきは国帝も憲法を守る宣誓をさせ、崩御の際に勅令を国会が改正できる。国会は行政権に対する違憲審査権を有する。③教育内容の自由。④地方自治は国会においても侵害できないなど。地域特性や住民の自主性を重んじた君民共治の私擬憲法であった。著者の市民講座はこちらから。 https://www.youtube.com/watch?v=vmLUKaCHa-g&t=2686s2021/12/13

きいち

23
ゼミで行った調査で蔵の中から引っ張り出した文書の中から見出された憲法草案。明治の自由民権運動の高まりの中起草された。中心的役割を果たした「千葉卓三郎」とは誰か。どんな議論を経て、国民の権利と司法権の確立に眼目を置いた独自性の高い憲法案が出来上がったのか。発見以来50年、著者はその研究に取り組むことになる。最初は就職した市役所での仕事の傍ら、どんどん公私は乗り入れあって。折々に紹介されるその探索の過程、そして、明治のヨコのつながりと、今の著者の研究を通したつながりがリンクしていて、とてもワクワクさせられる。2018/06/03

さとうしん

13
五日市憲法の紹介とともに、著者による旧家の土蔵からの発見の経緯、そして起草者千葉卓三郎の人物像の掘り起こし、その千葉の家を受け継いだ子孫との対面の話が面白い。著者の指導教授色川大吉の、千葉の履歴書が発見された際の「それをそのまま鵜呑みにしてよいのか」「この履歴書が出てきたことで君の卒論は砂上の楼閣に終わった」という厳しい指摘や指導も印象に残る。大学四年の夏休みから始まる一人の研究者のライフヒストリーとしても読める内容になっている。2018/05/09

Takao

4
2018年4月20日発行(初版)。五日市憲法。1968年に東京経済大学の色川大吉教授の研究グループが五日市町の深沢権八家の土蔵から発見した、起草者に千葉卓三郎という元仙台藩士がいて、当時は小学校の教員だった、と言うようなことは知っていたが、さらに詳しいことは知らなかった。本書は、著者が色川ゼミのゼミ生だった時から、五日市憲法の発見、その後の研究の経過など興味深い話が紹介されている。1970年に出版された『民衆憲法の創造』も大分前に入手していたが、まだ読んでいない。そろそろ読まなくては…。2018/05/01

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