小学館文庫 わたし、型屋の社長になります

上野 歩【著】

小学館（2015/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 413p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094062274
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

会社再建に奮闘する女性社長のお仕事小説！

広告代理店のOLだった花丘明希子は、脳出血で復帰できなくなった父親に替わって、花丘製作所の社長になった。しかし、会社は大幅な売り上げ減で、銀行からは借入金の返済を求められ、融資に駆け回ることに。また、同業者からの引き抜きで、5人の社員が去って行った。
そんなときに、大手の三洋自動車から連絡が入った。いったんは、ライバル企業に発注されていたラジエターキャップに不備があり、仕事が回ってきたのだ。
しかし、技術的にクリアしなければいけない大きな課題が立ちはだかっていた。
駄目なら、さらに手を掛ける。不可能を可能にするまで。
社員の総力を結集しての努力は実るのか。
ひたむきに取り組む女性社長の奮闘と、製造業の心意気を描いた、中小企業応援小説！ 文庫オリジナル。


上野 歩［ウエノ アユム］
著・文・その他

内容説明

広告代理店のＯＬだった花丘明希子は、脳出血で復帰できなくなった父親に替わって、花丘製作所の社長になった。しかし、会社は大幅な売り上げ減で銀行から借入金の返済を求められ、資金調達に駆け回ることに。また、同業社の引き抜きにあって五人の社員が辞めていった。そんなとき、大手自動車メーカーから連絡が入る。ライバル企業に発注されていたラジエターキャップに不備があり、仕事が回ってきたのだ。しかし、クリアしなければいけない技術的な壁が！ひたむきに取り組む女性社長の奮闘と、中小企業の心意気を描いた製造業応援小説！文庫オリジナル。

著者等紹介

上野歩［ウエノアユム］
１９６２年、東京都墨田区生まれ。専修大学文学部国文学科卒。９４年、『恋人といっしょになるでしょう』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[papako]

他の本が気になって、まずはこちらから。型屋の社長の父親が病気で倒れた。会社の存続をかけて娘のアッコが社長を継ぐ。とても定番のお仕事小説。ちょっと恋の予感もありつつ、それでも仕事頑張る主人公って感じで目新しさはないかな。それでも金型という特殊な分野、そこが楽しめれば楽しめる。私は自動車関係の仕事をしていたので、金型には大変お世話になった。なので、とっても楽しめました。

2018/06/27

[ジュール リブレ]

この間読んでたのに登録もれでました。上野歩さんのお仕事小説、楽しませてもらってます。広告代理店から中小金型屋さんへの転職が明るく描かれてますね。要は…．ですね。

2019/05/15

[洋]

ＯＬだった明希子は脳出血で倒れた父親に替わって実家の花丘製作所の社長になります。そこは金型を作る町工場。資金繰りだったり職人気質の社員との信頼関係が出来るまでの様子とか、アッコ社長の奮闘振りがとても良かったですね、お仕事小説はおもしろい。判断と覚悟です！2015.10.11

2015/12/07

[to boy]

気軽に読めるお仕事小説。家族、職人、恩、恋い、裏切りなどなどよくある話が盛りだくさんすぎて特徴が無いのが残念。近い業界にいるので専門的なところの間違いが気になりましたが、そんなこと気にせずに楽しめばそれなりに良くできたお話です。

2017/04/09

[nonたん]

こっちのほうがおもろかった。たぶん熱血系の主人公が好きなんだな。下町製造業界シリーズ続けてほしいなぁ。吾嬬町繋がりでみんな結集してくるとオモロイな。

2016/01/01