出版社内容情報
一九歳で広島の原爆に命を奪われた河本明子さん。その愛奏していたピアノは、戦後、長い沈黙ののち偶然に近い形で発見され、このピアノに思いを寄せる人々の尽力で響きを取り戻す。やがてマルタ・アルゲリッチ、藤倉大など世界的音楽家たちが加わり、平和のハーモニーは広がる--。原爆の記憶を奏で継ぎ、未来に?げる物語。
内容説明
19歳で広島の原爆に命を奪われた河本明子さん。愛奏していたピアノはその響きを取り戻し、「音楽で平和を」の輪を世界に広げていく。原爆の記憶を伝え、未来につなげる物語。
目次
第1章 蘇る音色
第2章 河本一家のアメリカ、そして日本
写真でたどる 河本明子と「明子のピアノ」をめぐる人びと
第3章 音楽で平和を
第4章 ピアノ協奏曲“Akiko’s Piano”
著者等紹介
中村真人[ナカムラマサト]
1975年神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2000年よりベルリン在住。フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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