岩波ブックレット<br> いのちが危ない残業代ゼロ制度

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いのちが危ない残業代ゼロ制度

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  • サイズ A5判/ページ数 71p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002709130
  • NDC分類 366.32
  • Cコード C0336

出版社内容情報

賃金を労働時間の長さに関係なく仕事の成果で決める――。安倍内閣の産業競争力会議が提案した、労働に関する規制緩和案が話題をよんでいる。「高所得者対象」「幹部候補社員限定」などと見直しがなされてきたが、どう決着するのか。この別名「過労死促進法案」の危険性について、登場の背景も含め、エキスパートたちが徹底検証する。

内容説明

賃金を労働時間の長さに関係なく、仕事の成果で決める―。政府が提案している、残業代の支払い義務をなくす「新たな労働時間制度」。「高所得者対象」「幹部候補社員限定」などと定義が変更されてきたが、どう決着するのか。狙いはどこにあるのか。この別名「過労死促進法案」の危険性について、登場の背景も含めて検証する。

目次

1 命より儲けの労働時間制度改革
2 労働時間の規制外しと「残業代ゼロ制度」の狙い
3 若年労働の実態から見た労働時間改革

著者等紹介

森岡孝二[モリオカコウジ]
1944年、大分県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程退学、経済学博士(京都大学)。2014年4月から関西大学名誉教授。過労死防止センター代表幹事。大阪過労死問題連絡会会長。NPO法人・働き方ASU‐NET代表理事

今野晴貴[コンノハルキ]
1983年、宮城県生まれ。NPO法人POSSE代表。一橋大学大学院社会学研究科博士課程(社会政策、労働経済学)。ブラック企業対策プロジェクト共同代表

佐々木亮[ササキリョウ]
1975年、埼玉県生まれ。東京都立大学法学部法律学科卒。2003年弁護士登録。旬報法律事務所所属。東京弁護士会労働法制特別委員会。ブラック企業被害対策弁護団(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

13
安倍政権が掲げる労働時間制度改革の危険性を学ぶことのできる本です。働き過ぎへの歯止めをなくし、ブラック企業を合法化することだとも言えます。日本は、「過労死」を国際語にするほど、長時間過密労働で働く人へのいのちを削って儲けを優先させてきました。しかし、安倍政権は「世界で一番儲けられる国」づくりのために、さらなる労働者への労働規制緩和にのりだしています。成果主義や能力主義の危険性について学べると思います。読みやすく良書です。2014/12/09

Takao

1
「残業代ゼロ」制度とも呼ばれる「労働時間(制度)改革」。規制改革会議や産業競争力会議などですすめられている議論を批判するだけでなく、現行労働法制下ですでに進んでいる「事実上」のホワイトカラーエグゼンプションである固定残業制や三六協定などの課題についても論じている。労働法の「規制改革」ではなく、時間外労働に対する規制強化、最低賃金の引き上げこそが必要だ。2014/12/06

0
岩波ブックレットシリーズは手軽に社会問題の論点をキャッチアップできるので便利です。2015/09/21

Ryusuke Minato

0
3年半前の本だけど、今国会で議論されている働き方改革法案に照らしても十分に使える。 ここでも書かれているけど、そもそも、今でも成果給は導入可能。そして今回の働き方改革法案のどこにも「成果給にする」とは書かれていない。 書かれているのは、4週4日の休みを取れば24時間休憩なし残業代なしで働かせて違法にならない、ということ。 書籍冒頭で指摘されてるけど、年間数百名もの方が過労死や過労自死し、そしてそこまで至らずとも心や体を病む国。労働時間の規制を外す「高度プロフェッショナル制度」を導入する必要なんてない。2018/05/31

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