出版社内容情報
賃金を労働時間の長さに関係なく仕事の成果で決める――。安倍内閣の産業競争力会議が提案した、労働に関する規制緩和案が話題をよんでいる。「高所得者対象」「幹部候補社員限定」などと見直しがなされてきたが、どう決着するのか。この別名「過労死促進法案」の危険性について、登場の背景も含め、エキスパートたちが徹底検証する。
内容説明
賃金を労働時間の長さに関係なく、仕事の成果で決める―。政府が提案している、残業代の支払い義務をなくす「新たな労働時間制度」。「高所得者対象」「幹部候補社員限定」などと定義が変更されてきたが、どう決着するのか。狙いはどこにあるのか。この別名「過労死促進法案」の危険性について、登場の背景も含めて検証する。
目次
1 命より儲けの労働時間制度改革
2 労働時間の規制外しと「残業代ゼロ制度」の狙い
3 若年労働の実態から見た労働時間改革
著者等紹介
森岡孝二[モリオカコウジ]
1944年、大分県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程退学、経済学博士(京都大学)。2014年4月から関西大学名誉教授。過労死防止センター代表幹事。大阪過労死問題連絡会会長。NPO法人・働き方ASU‐NET代表理事
今野晴貴[コンノハルキ]
1983年、宮城県生まれ。NPO法人POSSE代表。一橋大学大学院社会学研究科博士課程(社会政策、労働経済学)。ブラック企業対策プロジェクト共同代表
佐々木亮[ササキリョウ]
1975年、埼玉県生まれ。東京都立大学法学部法律学科卒。2003年弁護士登録。旬報法律事務所所属。東京弁護士会労働法制特別委員会。ブラック企業被害対策弁護団(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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