内容説明
１６世紀に海の向こうから渡ってきたカステラ。そのルーツを求めて、筆者は“幻の菓子”を探す旅に出た。しかし、それは、はるか中世へと遡るスペイン歴史の旅でもあった。スペイン料理研究家による異色のスペイン紀行。
目次
１ 旅の始まり
２ 図書館へ
３ 司教様への手紙
４ ソリア・フリア
５ 傭兵の町
６ 古い都と新しい友
７ ロマンセの塔
８ 悲しい叱責
９ 格子越しの友情
１０ 最後の町で
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
渡邉さんのスペイン料理の本があまりに面白かったので、読み物の方も読みたくなって取り寄せてみました。子供のころ一番好きだったおやつ・かすてら。長崎にずっと憧れていた自分にとって、この本はスペインへのあこがれをさらに強めてくれました。お連れ合いとの珍道中に笑ったり、松翁軒山口さんの意見も聞きたいなと思ったり。もっと学びたいことが増えました。…フラッシュ撮影をした著者を非難した神父さんの描写ですが、その通りだな、と思うと同時に、キリストの代弁者が許しの精神を見せないという悲しさも感じました。2021/11/16
mimosa
0
著者の本で一番好き2004/05/16
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