出版社内容情報
真理と正しさへの関心が失われると、懐疑はたちまち過激となり、相対主義へと姿を変える。フェイクニュース、陰謀論……、危機の時代と言われる今だからこそ、正しく疑う実践の技を身につけよう。「これぞ!哲学」と唸らせるような説得力ある議論とともに、一人ひとりが懐疑の本質を心得たうえで自信を持って生きること、謙虚に生きていくことの大切さを伝える。
内容説明
真理と正しさへの関心が失われると、懐疑はたちまち過激なものとなり、相対主義へと姿を変える。フェイクニュース、陰謀論…、危機の時代と言われる今だからこそ、正しく疑うための哲学を身につけよう。極端で過激な懐疑論と程度をわきまえた健全な懐疑論はどこが違うのか。「これぞ!哲学」と唸らせるような説得力ある議論とともに、一人ひとりが懐疑の本質を心得たうえで自信を持って生きること、謙虚に生きていくことの大切さを伝える。
目次
1 懐疑論とは何か(懐疑論を導入する;真理・相対主義・誤りうること ほか)
2 知識はありえないのか(懐疑論を振り返る;デカルト的懐疑論 ほか)
3 知識を擁護する(過激な懐疑論的論証を振り返る;懐疑論と常識 ほか)
4 生き方としての懐疑論(過激な懐疑論、再び;知的な徳と悪徳 ほか)
著者等紹介
プリチャード,ダンカン[プリチャード,ダンカン] [Pritchard,Duncan]
カリフォルニア大学アーバイン校哲学科特別栄誉教授。認識論を専門とし、さまざまな専門誌上で数百の論文を刊行している
横路佳幸[ヨコロヨシユキ]
日本学術振興会特別研究員PD/南山大学社会倫理研究所プロジェクト研究員。2019年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程を単位取得退学。2020年、同大学で博士号(哲学)を取得。専門は哲学、倫理学。主要業績に「非認知主義・不定形性・もつれのほどき―分厚い語の意味論」(『倫理学年報』第66集、2017年、日本倫理学会2017年度和辻賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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