高松宮日記〈第2巻〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 608p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784124033922
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0320

出版社内容情報

28歳~32歳。若き海軍士官として御研鑽の日々。皇太子(今上天皇)御生誕の喜びを詳しく綴り、政治・軍事的事件に明晰な意見を記す。

内容説明

昭和天皇の弟宮が二十七年間にわたって書きつがれた親王日記。昭和八年~十二年、28歳~32歳。若き海軍士官として御研鑽の日々。皇太子(今上天皇)御生誕の喜びを詳しく綴り、政治・軍事的事件に明晰な意見を記す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

波 環

4
20150331読み始めとのこと。長かったが読了できてよかった。途中高松宮母宮である貞明皇后や、兄である秩父宮と妃殿下など、周辺書を読みながらの通読であった。母宮の存在が、昭和天皇にも、弟宮たちにも影響を与えていたのがわかる。特にこの第2巻後半、高松宮が日中戦争の口火となった上海戦線への視察を宮中に打診。陛下の煮え切らぬ態度に煩悶する高松宮。母宮が心配するから考え直せと言わんばかりの返答に日記中にやりきれぬ言葉が連なる。次巻は戦争が本格化していく中での日記、読みこなせるか、今も半ばであるが。2016/02/21

Mr.deep

2
前半のお気楽ご気楽な大学生活の満喫ぶりから、二・二六事件をへて北支事変に至り、皇族として憂国の責任感に目覚めていく姿に感涙2021/03/06

巻野仁朗

1
「自分が死をおそれて、又自分が死をおそれずとて、他の人々がその通りであるとは誰が云ふことを許されようか、その英霊を国のための当たり前のことと云ふ人ありとせば国の将来を失はしめよう。」412ページ。満州事変、二・二六事件、そしてズルズルと拡大してゆく日中戦争。次から次に流されていく血、戦争に急速に向かう社会に対する殿下の心痛が伝わってきた。ナチス政権下のドイツが中国寄りであったという記述もあり、どうしてドイツと後に日独伊三国同盟を結び、運命を共にするようになったのかと悲しくなる。2016/09/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/276372
  • ご注意事項