出版社内容情報
「文藝春秋は私なしでもやっていける」と言われて原稿がとれなかった丸山真男をはじめ、林達夫、大内兵衛、小林秀雄、松本清張、司馬遼太郎、宮本常一、石垣りん、織田幹雄、山下清、田中美知太郎など学者・作家・アスリートたち35篇のスケッチ集。
内容説明
元「文藝春秋」「ナンバー」編集長が語るとっておきの逸話集。学者・作家・芸術家・アスリートなど38人の人間万華鏡。
目次
1 取れなかった原稿(丸山真男―頭脳労働者の話芸;川端康成―最期の十三枚 ほか)
2 文壇・文士・学者あれこれ(小林秀雄―温かくポッと光る目;立原正秋―早春の産毛 ほか)
3 アスリートとマレビト(織田幹雄―無念、忍者跳びならず;遊佐幸平―夢の中でも年を取る ほか)
4 忘れ得ぬ人びと(劉彩品―ラジカルお劉さん;夏之炎―天安門事件が転機になった ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
14
文春に勤めていた際に出会った人々の印象記。2020/05/04
ミッチ
5
丸山真男をはじめ、 林達夫、大内兵衛、川端康成、小林秀雄、松本清張、司馬遼太郎、宮本常一、石垣りん、 織田幹雄、山下清、田中美知太郎、岡本太郎、児玉隆也など、 学者・作家・アスリートたちのスケッチ集。それらの方々と直接会った編集者だからこそ知ることができたエピソードいっぱいの35篇の人間万華鏡です。2018/04/11
あきこ
0
作者は色んな人と出会っていた。もちろん大物ばかり。私にとっては大物ばかりで、講演会などに行かなければその生の声など聴くことが出来ない方だ。そのような方の生の姿が感じられる。漠然と有名な人、というのではなく側にいて人生のお手本になる生き方だったり、考え方が紹介されていて、貴重な話ばかりだった。2010/10/03