PHP文庫<br> 王陽明 知識偏重を拒絶した人生と学問―現代活学講話選集〈7〉

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王陽明 知識偏重を拒絶した人生と学問―現代活学講話選集〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 204p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569665665
  • NDC分類 125.5
  • Cコード C0110

出版社内容情報

安岡師が語る陽明学の祖とは。シリーズの掉尾。

東洋思想史に大きな影響を与えた王陽明とその哲学を、わが国における陽明学研究の第一人者であった著者が容易に語ったシリーズ最終巻。

本書は、昨年から刊行し始めた、陽明学の泰斗・安岡正篤の「現代活学講話選集」全七巻を締めくくる一冊である。

▼これまでに、『十八史略(上・下)』『孟子』『人生の五計』『酔古堂剣掃』『先哲が説く指導者の条件』の六冊を刊行してきた。どれもが「名著」の名に恥じぬ内容であるが、「王陽明」という、内容・テーマともに本シリーズの掉尾を飾るに相応しいものとして、本書を最終巻に据えた。

▼実は、これまで安岡正篤には、東京帝国大学の卒業記念として出版した『王陽明研究』と、「王陽明伝―王陽明の生涯と教学」(王陽明生誕五百年記念『陽明学大系 第一巻』所収、昭和四十六年)の二冊の陽明学研究の名著がある。しかし、本書が前掲の二冊と趣を異にするのは、「分りやすく」と「平明に」に重点をおいている点である。その意味において、陽明学研究の「第三の名著」であるとともに、難解と言われる陽明学の入門書としても、右に出るものはあるまい。

●第1章 生誕の秘話と青年時代 
●第2章 「五溺」と発病求道 
●第3章 「竜場徹悟」と教学の日々 
●第4章 最後の軍旅と長逝

内容説明

著者には、東京帝国大学の卒業記念として出版された『王陽明研究』と、「王陽明伝―王陽明の生涯と教学」(王陽明生誕五百年記念『陽明学大系 第一巻』所載、昭和46年)の名著がある。本書は、この名著を下敷きに、「分りやすく」と「平明に」を念頭に、王陽明と陽明学について説いた講話集である。難解と言われる陽明学の入門書にして、本シリーズの掉尾を飾るに相応しい、師の「陽明学第三の名著」である。

目次

第1章 生誕の秘話と青年時代(陽明研究で結ばれた縁尋の機妙;「陽明学」の流行と誤解 ほか)
第2章 「五溺」と発病求道(就官と発病「独の生活」;「従吾の学」への徹悟 ほか)
第3章 「竜場徹悟」と教学の日々(険所・竜場に流されて;竜場流謫の意義 ほか)
第4章 最後の軍旅と長逝(寧王の叛乱と平定;「事上磨錬」と小人の奸計 ほか)

著者等紹介

安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年、大阪府に生まれる。東京大学法学部卒業。「東洋思想研究所」「国維会」「日本農士学校」「篤農協会」等を設立。また、戦後は「全国師友協会」「新日本協議会」等をつくり、政財界の精神的支柱として多くの敬仰者を持った。全国師友協会会長、松下政経塾相談役を歴任。昭和58年12月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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大先生

10
安岡先生と陽明学の出会いや、王陽明の人生について書かれた本です。有名な「知行合一」「致良知」「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」の話も出てきますが、意外にもそこはかなりあっさり。王陽明の先祖や師匠、弟子などに関する解説の方が詳しいくらいです。因みに、安岡先生は、陽明の言葉のうち「一摑一掌血、一棒一条痕」が好きだと書いてあります。ところで、陽明は死ぬ間際、「吾去る。此の心光明亦復た何をか言わん」と呟いて永眠したそうです。ある意味、【我が生涯に一片の悔い無し】のラオウに近いものがありますね(笑)2021/12/17

耳目之学(不定期更新中)

2
戦後最高の陽明学者として名高い安岡正篤による王陽明の伝記です。安岡さんの本は「処世術」や「帝王学」などのテクニックに重きを置いている物が多いような気がします。この現代活学講話集(全7巻)も例にもれないわけですが、今回読んだ『王陽明』だけは少し性質が異なります。師匠・王陽明に対する安岡さんの熱い思いが綴られています。その点でプラトンが師匠・ソクラテスの最後を書いた『ソクラテスの弁明』や『クリトン』と通ずるものがあります。2011/05/01

ぱぷあ

1
王陽明の実績から彼の思想の成り立ちを学べる本。陽明学を学びたい人には、「人生と陽明学」をオススメします。2016/07/25

たくや

1
☆陽明学には三島由紀夫や安岡正篤が伝承する左派と、山田方谷や林田が伝承する右派が存在している。どちらも読んでみて個人で判断することをおすすめする。2012/12/02

jiroukaja

1
少し利を説きすぎてるように思うのはそういう層向けだからなのかな2010/02/19

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