栃と餅―食の民俗構造を探る

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241328
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

内容説明

食の民俗世界を注意深く眺めてみると、「生存のための食」「儀礼のための食」「楽しみのための食」という構造の骨格が浮上してくる。このフレームからおのおのを見つめるとき、「始原の食」ともいうべき古層の匂いをまとった食物、個人の生命力を強化する儀礼食、家族の絆を結ぶ食、ムラびとたちとの紐帯を深める食、先人たちの食に関する伝承知、この国の人びとの食に関する嗜好の伝統などが徐々に姿をあらわしてくる。本書に見える食の風景は、氾濫するファーストフード、飽食の日常化、その果てにあるグルメブームとは趣を異にするものである。いま改めてこの列島に生きてきた先人たちの培ってきた食の民俗世界に目を凝らしてみよう。

目次

食のこころ―その民俗世界へ
1 栃と生きる―生存のために食べる(自然からいただく食物;食物を保存するくふう;飢えの記憶 ほか)
2 餅の霊力―儀礼の場で食べる(イエの儀礼食;ムラの儀礼食;年中行事の食物 ほか)
3 香り、色、食感―楽しんで食べる(ネバネバへの執着;香りと刺激の始原へ;色を楽しむ ほか)
食の民俗思想―二一世紀につなぐもの

著者等紹介

野本寛一[ノモトカンイチ]
1937年静岡県に生まれる。1959年国学院大学文学部卒業。1988年文学博士(筑波大学)。専攻は日本民俗学。近畿大学文芸学部特任教授。同民俗学研究所所長。柳田国男記念伊那民俗学研究所所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2023/07/09

草津仁秋斗

0
日本で昔から食べられていた食物に焦点を当てた一冊。栃の実や山芋など、他の本ではあまり言及されない物が言及されていて、非常に興味深かった。2014/08/21

さんとのれ

0
食の中に生きる(無くなりつつある)日本の民俗。 時代が変わる中で昔ながらのやり方を頑なに堅持するのは不自然だけれど、 食物に対する謙虚な姿勢は失わないようにしたい、ということを声高に説教するのでなくしみじみ実感させてくれた本です。2013/09/10

ばく

0
昔の人はほんといろんな物を食べてきたんだなあと.それもグルメじゃなくて生存のために.2013/07/16

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