双葉文庫<br> なぜ猫は旅をするのか?

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双葉文庫
なぜ猫は旅をするのか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575518566
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



永嶋 恵美[ナガシマ エミ]
著・文・その他

内容説明

ここは、猫まで多く住みついてしまう人情たっぷりの下町。大学病院医師の鳥羽裕太は、病院で事務をしている石倉夏海の甥を事故から救った。それ以来親しくしているのだが、夏海は面白おかしい出来事や予想外の展開を引き寄せる“体質”で、一緒にいると次々と事件や騒動がやってくる。考えるタイプの裕太と行動派の夏海。名コンビが町の謎を解決する!愉快な登場人物が彩る、ほのぼの連作ミステリー。

著者等紹介

永嶋恵美[ナガシマエミ]
1964年、福岡県生まれ。広島大学文学部哲学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

203
ねこ年ねこの日のねこねこ小説( ¨̮ )。『なぜ猫は旅をするのか?』に殆ど迫れず?! 犯罪のないほのぼの系ミステリーの連作5篇+総括1篇の計6話。どの話にもネコちゃんが出てきて存在感を示しますが、話の中心では無くて添えるだけ。鳥羽さんと夏海さんは、知り合い以上恋人未満みたいな関係なのですが、最後迄何事も無かったなー。どちらかと言うと、そこを中心に見てたのですけど。解説の大矢さん、文芸評論家さんだけあって流石に鋭い。成る程です。高次脳機能障害とは何か。その啓蒙と言うか、理解の拡大も裏テーマ何ですかね。2022/02/22

mocha

95
下町の商店街を舞台にした、ほっこり系ミステリー。主人公は一年前に事故に会い、事故当時の記憶をなくした精神科医。以来少々ぼんやりしている彼だが「頭の中が片づく」ように謎の解明にひらめきを見せる。登場する下町の人びとがあったかくて、とても気持よく読めた。地域猫がたくさんいる町だけど、特に「ねこ小説」ではなかったな。大矢博子さんはやっぱり解説がうまい。2016/02/03

したっぱ店員

41
やわらかい日常の謎ものっぽい短編集ながら、記憶喪失とかちょいちょい挟まれる不穏なワードで、最後にヘビーな真相が来る!と期待してたら、ほのぼののまま終わった(汗)。肩透かし感は否めない。猫もそんな関係ない話多いし。ビターな他作品のファンなので先入観を持ちすぎたかなー。なんかすみません。2016/06/21

23
さくさくと♪ヒナコさんの作家さんですが、今作はむっちゃほのぼのした日常の謎解きでした(^o^)2017/05/02

tom

20
アンソロで気になった作家さんで長編は初だけど、1冊目に選ぶ本ではなかった気がする…普段のテイストと違う感じですよね。するする読めたけど…ちょっとカップルが始終一緒に居すぎて何故か読んでるこっちが居心地悪かった。こんだけ一緒にいるのに昼休みにまで彼女に電話しようとしてる…!とか変なところ気になってしまった。2016/12/23

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