星海社新書<br> セカイ系入門

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星海社新書
セカイ系入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065406519
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ゼロ年代の想像力と批評を次世代へ繋ぐ、新「セカイ系」論!

「セカイ系」――それは終わったはずの想像力、忘れられつつある物語たち。ゼロ年代=2000年代に生まれたこの用語は、「語り手自身の了見を「世界」という誇大な言葉で言い表したがる」傾向がある作品という提唱者の表現を離れ、ゼロ年代のオタク文化・サブカルチャー批評の奔流のなかで曖昧な定義のままに拡散されました。ゼロ年代後半には「古い想像力」と言われたこの用語は、しかし2010年代以後にも亡霊のように現れ続けています。そこで本書では、批評家・東浩紀氏が責任編集のメールマガジン『波状言論』にてセカイ系論でデビューした批評家が筆を執り、セカイ系を忘却した年長世代とセカイ系を誤解しつつある年少世代の溝を埋めるため、そしてゼロ年代の想像力と批評を次世代へ繋げるため、セカイ系を巡る議論を交通整理し、その新たな総括と展望から文化史・批評史の大局にセカイ系を位置付けることを目指します。

*本書目次より抜粋
はじめに――「セカイ系」を/で辿り直す

第一部 セカイ系の歴史
第一章 「セカイ系」とは何か――セカイ系概念の再分類
第二章 セカイ系とは何だったのか――ゼロ年代のセカイ系ブームを振り返る
第三章 セカイ系の新展開――二〇一〇年代以降のセカイ系ルネサンス

第二部 セカイ系の拡張と展開
第四章 セカイ系の日本文学史――透谷から大江まで
第五章 セカイ系の現代日本映画史――風景映画の系譜
第六章 「崇高」の喪失と「推し」――二〇一〇年代以降のセカイ系的想像力

あとがき
セカイ系関連年表



【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nadaha

2
僕らのセカイ系。ナーバスで退廃的で無力さへの諦観がある主人公の内省と世界を救うヒロインからの無条件の肯定。設定としてしか描かれない世界滅亡や外敵。筆者の言うように初期のセカイ系三部作とフォロワー群ではニュアンスが変わっている。というよりセカイ系的着想をどうアレンジするかが主眼になっていったと見るべきだろう。深海的アプローチに沿えば絵の美しさ、サイカノならアダルトさや死、イリヤなら文学性…があって、とにかくエモさを混ぜまくる。色々批判受けやすいカテゴリだったけど紛れもなく青春だった。2025/09/30

紺色灯油

2
現代のセカイ系的想像力の発露としては、男女の関係を「きみとぼく」的に描いた恋愛ものよりも、むしろ「私たち/俺たち」的にコミュニティや仲間、家族といったモチーフを扱ったものがメインになっているというのが面白かった。日常系がすきなので……。2025/09/28

μέλισσα

1
セカイ系を体系的に理解したいと思った折、ちょうどニーズを満たすような著作が新しく出たことを知り、食い入るように読み切ってしまった。 この著作の中で古典のように紹介される『セカイ系とは何か』が品切れなのは悲しい事だが、その他紹介されている幾つかの著作については読もうと思う。 また、萌えから推しへの移行と崇高の変容の関係については興味深い。読み切っても読む手は止まりそうにない。2025/09/30

ゴリラ爺

0
セカイ系の散種をめぐる新書。セカイ系について検討してはいるものの、根幹には踏み込めずに「セカイ系的なもの」について広く検討するような本だと感じた。リオタールの崇高論などを持ち出してはいるが、それとセカイ系の関係までは深く論じられておらず、後半の章はみんな「似た構造を持っている」式の指摘で終わっているのが個人的には残念だった。入門と銘打たれているからそれでいいのかもしれない。2025/10/01

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