出版社内容情報
現代幾何学の理解に欠かせないK理論の創始者が著した定評ある教科書。ベクトル束の導入から始めて、K群を定義し、周期性定理、ホップ不変量の問題まで解説。線形代数と集合・位相の知識だけで読み始められ、初学者に最適な入門書である。冪作用素と、実K理論に関する論文2編を収録。背景や発展的話題の解説を付す。
内容説明
現代幾何学の理解に欠かせないK理論について創始者が著した定評ある教科書。ベクトル束の導入から始めて、K群を定義し、周期性定理、ホップ不変量の問題まで解説する。線形代数と集合・位相の知識だけで読みはじめられ、初学者に最適な入門書である。冪作用素とKR理論に関する論文2編を収録。
目次
第1章 ベクトル束(基本的定義;ベクトル束上の演算;部分束と商束 ほか)
第2章 K理論(定義;周期性定理;KG(X) ほか)
第3章 作用素(外積冪作用素;アダムス作用素;群J(X) ほか)
付録A フレドホルム作用素の空間
付録B K理論における冪作用素
付録C K理論と実構造
著者等紹介
アティヤ,M.F.[アティヤ,M.F.] [Atiyah,Michael Francis]
1929年ロンドンに生まれる。1955年にケンブリッジ大学のホッジの下で学位取得。1966年フィールズ賞を受賞。2004年アーベル賞をI.M.シンガーと共同受賞。2019年エジンバラにて没
松尾信一郎[マツオシンイチロウ]
2010年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。博士(数理科学)。名古屋大学大学院多元数理科学研究科准教授。専門は幾何解析。興味は無限と空間と複雑
川辺治之[カワベハルユキ]
1985年東京大学理学部数学科卒。現在、BIPROGY株式会社総合技術研究所主席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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