出版社内容情報
酒とバットをひっさげて一打席に命を燃やす景浦安武の代打屋人生。あらゆる世代を魅了する超ベストセラー。
▼第1話/108(ひゃくやっつ)▼第2話/終わり良ければ▼第3話 /愛だらけの巣▼第4話/ホット・コーナー▼第5話/寒中盃▼第6話/笑顔の裏に▼第7話/弥生酒▼第8話/越後の花▼第9話/四番サード ●登場人物/景浦安武(通称あぶ。ダイエーホークスの選手で大酒飲み)、小林満(あぶの義弟。FAでダイエーに移籍) ●あらすじ/あぶは、珠代、カコ、今井雄太郎、ワカ先生とともに、桜子の勤めるクラブで忘年会をするこ とになった。そこで、あぶはワカ先生の眼の治療をしているという女医に会うが、その人は…(第1話)。▼カコのもとに、新幹線で隣の席に座っていた春野が訪ねてきた。出張先のお土産を持って来たのだ。その後も春野は、テレビ、お米といろいろなものを持って、カコの家にやって来た。カコはこんな春野に、あることを言い出す(第2話)。 ●本巻の特徴/同じ外野手である義弟の小林満がダイエーに移籍してきたことで、あぶはサードにコンバート。守備練習に専念したため、打撃の仕上がりが大幅に遅れていた。酒の量も減り、まわりは心配するばかり。はたして、あぶは開幕までに調整が間に合うのか。 ●その他の登場人物/山田カコ(第1?3話)、財津珠代(第1話)、
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
211
あぶさんの第65巻は、景浦の51歳のシーズンは義弟・満の入団によって守備がサードへコンバートされ体力的にハードで大きな試練を迎えるのですよ。今回は珍しく息子の景虎が登場せず一回休みですね。『108』今夜は貸し切りのクラブ中巣に景浦の仲間達が集まる。108歳の作家・武藤ワカ、出張中の弁護士・山田和子、女子アナ・財津珠代、ホステス・花小路桜子、野球解説者・今井雄太郎に加えワカの眼の先生・田中早苗が紹介され景浦と初対面のフリで挨拶する。男2人女5人(実は桜子を入れて男3人女4人)が108つの煩悩(悩み)を話す。2022/05/20
洪七公
3
既読本1998/05/30
やいとや
2
51歳から瞬発力が必要となるサードへのコンバートって、恐らく野球を知っていればいる程「舐めんな」という展開なんだろうなぁ、と思ってしまう。超人化が進んで、このような形で「試練」を与え無ければ物語が展開しない、というような。この頃は「ホームランバッターではない景浦」を想定していたのだろうか?2019/08/28
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- 和書
- 容疑者Xの献身 文春文庫