角川文庫<br> 見仏記〈4〉親孝行篇

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角川文庫
見仏記〈4〉親孝行篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041846056
  • NDC分類 718
  • Cコード C0195

内容説明

ますますパワーアップして見仏の旅を続ける、いとう&みうらの仏友コンビ。ひょんなきっかけで、みうら&いとう家、またある日はいとう&みうら家という、それぞれの両親との見仏の旅「親見仏」が実現。親も一緒ではハプニング続き。ときには盛り上げ、ときには仲裁に励む二人。いつしか見仏もそっちのけで、親孝行の意味に思いを馳せて…。仏像との関わりもどんどん進化していく、二人の心の周遊記。

目次

奈良(如意輪寺・竹林院・桜本坊・金峯山寺;大野寺・室生寺)
京都(鞍馬寺)
兵庫・湖東(満願寺・石山寺)
湖東(善水寺・金勝寺・櫟野寺+忍術村;石馬寺・金剛輪寺・西明寺)
親見仏(興福寺・東大寺;新薬師寺・法華寺・海龍王寺;不退寺・久米寺;飛鳥寺・岡寺・橘寺)
親孝行返し(観音寺・善行寺)
親孝行返し+新潟(西生寺・国上寺・浦佐毘沙門堂・西福寺・円福寺)
若狭小浜(羽賀寺・明通寺;国分寺・神宮寺・萬徳寺・多田寺;円照寺・妙楽寺)

著者等紹介

いとうせいこう[イトウセイコウ]
1961年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て、88年、『ノーライフキング』で作家としてデビュー

みうらじゅん[ミウラジュン]
1958年、京都生まれ。武蔵野美術大学在学中、80年「ガロ」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

78
見仏の旅はどんどんエスカレートしていくのですね。今回は親孝行の名のもと、お互いの両親を巻き込んでの見仏の旅になっています。親も一緒なのでハプニングだらけの珍道中になっているのが面白いです。しかも相方との疑似親子の方が親孝行のように見える気がしました。仏像より親孝行について考え始めたりするのも自由な旅だからでしょう。笑えるけれどしんみりもさせられる巻でした。2018/04/27

nyaoko

66
親孝行編。これ、大好きです。お互いの御両親と一緒に見仏ツアー。いつも以上に珍道中で笑いながら読みました。ビギナーズブッツ!からの仏像革命、熱血十二神将、こういう言葉のセンス大好き。親孝行からの、孝行返しの旅。羨ましいですね。即身仏はさすがに見たい気持ちは湧かないけど、鞍馬寺と興福寺、行きたい〜!2019/06/24

みやけん

34
★★★☆☆お寺の所以って何度聞いても覚えられない。お寺はエンタメでいい見仏でいいよって背中を押してくれる1冊。しかしながらお互いの親をエスコートして本当に仲がいいね。ミイラを乾き物って!吹き出しました。2019/10/28

ふろんた

18
見仏というより、親孝行記に。例の親孝行プレイの詳細がここで明らかに。2018/10/17

ミナコ@灯れ松明の火

18
今回も最高に楽しかったーー!!仏像愛があふれるあまり地方の観光愛にまで噺が波及しているところなど、共感の嵐。なんやかんや言いつつも地元の人にずっと護られてきた仏に対して、美術品ではなく信仰の対象としての目線で見ていて、ありのままを受け入れる心の広さにとてつもなく安心感を誘う。ご両親と一緒の見仏旅では、照れたり戸惑ったり少し切なかったり、いつもと違う姿が見られて新鮮だった。2011/12/18

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