紀伊國屋書店
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キノベス バカの壁

養老孟司/新潮社

バカの壁

タイトルのわりに内容が硬くて読みにくそう?「バカの壁」をつくらず是非読んでみて下さい。自分がいかに知ってるつもりで生きてきたかわかります。がこの本の中にはあります。
(総務担当・京橋店)

キノベス 忘れ雪

新堂冬樹/角川書店

忘れ雪

どうして女は何年もの間、一人の男を思い続けていられるのだろうか。どうして男は命をかけてまで、一人の女を探し続けるのだろうか。どうして人はこれほどまで人を愛するのだろうか。そう感じずにはいられない純愛小説です。
(王丸聖子・福岡本店)

本当に切ない物語です。ただの純愛小説ではない、残酷すぎるてんかいにおどろきつつもどんどんはまってしまいました。本を読んで涙することは滅多にない私ですが、この作品は泣きました。泣けました。
(坂口絵梨子・高槻店)


キノベス 光ってみえるもの、あれは

川上弘美/中央公論新社

光ってみえるもの、あれは

本を読んでいると音楽が流れてくる。そんな本はあるものだと思う。この本を読んでいて流れてきたのは、ブルーハーツの「夕暮れ」だった。登場してくる人達1人1人がそれぞれバランスをとりながら毎日を過している。不安定な中をそれでも歩いているのだ。そして主人公の翠は最後に「光ってみえるもの」を見るのだ。読んだ後に「はっきりさせなくてもいい…。」というメロディーが浮かんでくる。そんな淡い物語である。
(伊藤・札幌本店)

キノベス ナショナリズムの克服

姜尚中、森巣博/集英社

ナショナリズムの克服

気鋭の政治学者姜尚中氏と、気鋭の博打渡世人森巣博氏の対話から、日本が、世の中が見えてしまう。ふたりの痛快かつ真剣なやり取りで、ナショナリズム克服の可能性が面白く手軽に読めてしまう。テーマは決して軽いものではないのだが、肩の力を抜いて呼んでみるのに最適の1冊。
(和泉仁士・新宿本店)

在日韓国・朝鮮人である姜尚中氏と、何にもとらわれない生涯を送るオーストラリア在住日本人森巣博氏がそれぞれの視点から現在の世界情勢の混沌を明るみに出す。互いの主張を補い、対立させながら進められる対談は、政治や経済の話題に疎い人でも手に取りやすくなっていると思います。
(比嘉・福岡天神店)


キノベス キャッチャー・イン・ザ・ライ

J.D.サリンジャー、村上春樹訳/白水社

キャッチャー・イン・ザ・ライ

訳者の村上春樹氏が語っているようにこの本はむしろ大人になってしまったひとにこそ読んでほしい一冊です。大人になる過程で失ったものをホールデンは僕たちに呼び覚まさせてくれます。そしてその代償として何を手に入れたか(あるいは手に入れるべきか)ということを読後に考えるのは決して無意味ではないでしょう。
(橋本・渋谷店)

キノベス ららら科學の子

矢作俊彦 /文藝春秋

ららら科學の子

「殺人未遂に問われ、中国に密航した彼。30年ぶりに還ってきた東京で彼が見たものは。」手塚治虫・星新一・ロバート・A・ハインライン「夏への扉」・・・あの頃沢山の作家たちが来るべき未来を夢みて、想像して様々な小説を書きました。そして時代がその空想に追いつき追いこそうとしている現在、待っていたのはバラ色の生活?色あせた現実?凝った装丁に魅かれて手にとった人、ぜひ。タイトルの懐かしいフレーズが思わず気になった人ぜひ。そして最初の数ページを読んでみて“これは!!”とひっかかるものを感じた人は絶対。本を読む楽しさと深さがずっしり詰まった本なのです。オススメ!!
(平野千恵子・新宿本店)


キノベス 超短編アンソロジー

本間祐・編/筑摩書房

超短編アンソロジー

カフカ、イソップ、ランボー、川上弘美に村上春樹、内田百聞に芥川・・・。古今東西から集められた短い短いお話。本当に「あっ!!」という間に読めてしまう短編ばかり。どこから読んでも面白い。さてカップラーメンができるまで、いくつ読めるかな?
(横田麗子・松山店)

キノベス 不味い!

小泉武夫/新潮社

不味い!

各地を廻って不味いものに出合った。本当に不味い。うんー、こんなに不味いものが沢山あるとは。小泉先生の不味さの薀蓄が満載。あまりの不味さに笑えます。
(悦子・札幌本店)


キノベス ケータイを持ったサル

正高信男/中央公論新社

ケータイを持ったサル

果たして、「人間らしさ」とは何か?現代日本社会をユニークな視点で斬りこむ快作。
(二宮新一・新宿南店)

キノベス a piece of cake

吉田浩美/筑摩書房

a piece of cake

あ、違います。ケーキの本じゃありません。小説あり、写真集あり、絵本あり・・・クラフト・エヴィング商會が作った12冊の小さな本が主役です。小さいながらも、ちょっと思いもつかないような、素敵な世界が楽しめますよ。ほんわかとしたこの温もりをあなsたにも。
(立石・福岡本店)


キノベス <民主>と<愛国>

小熊英二/新曜社

民主と愛国

皆がよく分かったつもりになっていて、実はまったく分かっていないこと。小熊英二氏は『単一民族神話の起源』、『日本人の<境界>』などの著書によって、そのようなことを次々と明らかにしてきた。『<民主>と<愛国>』では「民主」や「愛国」といった手垢がついたように感じられる言葉を新鮮に捉え直している。それらの言葉は「戦後」を語る上で重要なキーワードとなっている。戦後生まれだから「戦後」をよく知ったつもりになっている人には、特に読んでもらいたい1冊だ。
(田中伸哉・新宿南店)

more! ドナウよ、静かに流よ

大崎善生/文藝春秋

邦人カップルがドナウ川に入水自殺、男は33歳識者で女は19歳女子大生。このスキャンダラスにも聞こえる事件を覚えている人はいるだろうか。実際に起こった事件であり、2人の命が失われたのだから「面白い本」として推薦するのは適当でないかもしれないが、日本から遠く離れた地で静かに狂っていく男と若く美しい19歳の命を捧げた女の愛の形を丁寧に描いた本書にはページをめくる指がとまらない面白さがあり、是非一読をお薦めしたい。
(野口・新宿本店)

今年一年で読んだ本の中で一番心を動かされた作品です。読みながら自分も追いつめられたように切なくなり本の中の登場人物たちをなんとか助けたいと願うような気持ちになりました。
(清水・新宿本店)


more! こんな夜更けにバナナかよ―筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち

渡辺一史著/北海道新聞社

こんな夜更けにバナナかよ

皆がよく分かったつもりになっていて、実はまったく分かっていないこと。小熊英二氏は『単一民族神話の起源』、『日本人の<境界>』などの著書によって、そのようなことを次々と明らかにしてきた。『<民主>と<愛国>』では「民主」や「愛国」といった手垢がついたように感じられる言葉を新鮮に捉え直している。それらの言葉は「戦後」を語る上で重要なキーワードとなっている。戦後生まれだから「戦後」をよく知ったつもりになっている人には、特に読んでもらいたい1冊だ。
(大場・札幌本店)

美談ではない。何せシカノはワガママだ。自分を「カリスマ」だと勘違いしているし、エロおやじだし。シカノは人工呼吸器をつけ24時間介助を受けて自立生活を営んでいる筋ジストロフィー者だ。ボランティアや有償の介助者たち離れていかないのか。離れていかないのだ。なぜ。読めばわかる。読んでも分からないかもしれない。
(松野享一・洋書部)

more! 寺山修司名言集

寺山修司著/パルコ出版局

寺山修司名言集

1983年、47歳の若さでこの世を去って20年。今なお強いイメージを多く持つ不思議な男。万華鏡のように美しく怪しい一冊。『マッチ擦る つかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや』しびれます。
(徳光和子・松山店)




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