内容説明
神を殺し、権能を奪いカンピオーネとなった高校生・草薙護堂（くさなぎ ごどう）。その自称愛人エリカが護堂の高校に留学、護堂との「親密な仲」を公言したことで、媛巫女（ひめみこ）・祐理（ゆり）や妹・静花（しずか）も巻き込んで、護堂の平穏な日常は完全に失われてしまった。同じ頃、東欧の魔王（カンピオーネ）・ヴォバンが来日。その目的は祐理！？ 神殺しが相撃つ熾烈な戦いの幕が、いま開く！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
19
続けて購入。絵は可愛らしくて良い。新キャラの悠里が可愛らしくて良い。 物語は古参の神殺しに喧嘩を売られる話。地力で及ばないが勝利条件で勝つ、という展開が捻っていて面白い。権能の由来を調べる過程もちょっとミステリっぽくて面白かった。2020/12/08
METHIE
18
この作品の後半の戦いはTRPGリプレイなら名プレイと言われると思う。 超必殺技しか持たない、しかも前回使った方法はほとんど効果が無いので、 新しい能力の覚醒でドロー、事実上の勝利に持ち込むの熱い展開だと思う。 2014/01/07
のれん
12
神話の解釈はこの作品の戦闘を独特なものへと変える。テンポは殺すが、神話オタクにとってはニヤニヤしかないトンチキ説話が心地よい。改訳次第で同じ概念に変えて攻撃するというのは相性バトルの主人公に相応しいインチキ能力だ（笑）。 加えてヒロインの心の揺れからの告白、キスは意外と自然で生々しい。『ストブラ』の系譜はここにあったか。 清く正しく厨二神話バトル。次の主要神話はギリシャ以外がいいな。2021/01/13
シルビー
12
まごうことなき祐理回。メインヒロインのエリカよりもキスシーンが濃厚なのは気のせいだろうか……。今回は魔王との勝負ということで前回ほどの絶望感はなし。けれど戦いのスケールはやはりでかい。東京タワー先輩……。日常成分が思いの外多く良かったです。2018/02/13
Yobata
12
今回の護堂とエリカの敵は、護堂と同じカンピオーネで、最長老といわれ、様々な権能をもつと言われるヴォバン侯爵。彼の主な力は狼に変身することと死者を操ること。対決シーンは読みごたえあり。エリカも転校してきて、日常の会話劇も万里谷もからみながら面白い。妹はどんなポジションなの？ブラコンなの?そうじゃないの?ｗ次巻からはリリアナさんも混じってどんな展開になるかｗ？2012/11/02
