内容説明
ニヒリズムや反宗教的思想といった独自の思想により
二十世紀の哲学思想に多大なる影響を与えた、十九世紀ドイツの哲学者ニーチェ。
「神は死んだ」という主張やナチズムとの関わりを噂されるなど、様々な伝説に彩られた孤高の哲人だが、
実は彼は、ほとばしる生気、不屈の魂、高みを目指す意志に基づいた、明るく力強い言葉を多数残している。
本書では、それらの中から現代人のためになるものを選別した。
心ゆくまで、あなたの知らなかったニーチェの世界を堪能していただきたい。
目次
1 己について
2 喜について
3 生について
4 心について
5 友について
6 世について
7 人について
8 愛について
9 知について
10 美について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
266
「真善美」についての箴言集。なかなか読み応えがあり、そうなのか!と呻ったり、共感したり、違和感があったり、難解であったり(今は読み解けないので一先ず放置です)、これまでのグレーであった当方の考え事が解けたり等々、と十二分に楽しむことができました。また、ニーチェは物事を「距離(感)」を以って説くのが特徴的であると思いました。2016/10/11
kaizen@名古屋de朝活読書会
218
ニーチェの言葉の分かりやすいものを抜き出し分類し整理した資料。本を書く際に元資料として作る記録。参考文献欄にあるニーチェの本は、半分も読んでいない。難しいニーチェを読む前に、本書を読んで、ああいうこともいっていたのだ、こういうこともいっているのだと、興味のあるものを、原作にあたるのに使うことができる。ニーチェを一度も読んだことがないひと、ニーチェを読んだけど難しくて読み進むのをあきらめたことがある人にお勧め。書籍の量産をしようと思ったら、ここに纏められていることの並び方を変えて、ノウハウ本を作るのもよい。2010/03/01
AKIKO-WILL
206
ドイツで哲学者ニーチェの書いた作品から色んな項目に分けて、わかりやすく現代語訳しているので読みやすいです。全部で232文くらいあるのでその時によって、読みたいのを読んだりするのが自分には合ってます。自分を尊敬する、自分の評判を気にしない。いずれ死ぬのだからいまを楽しく、朗らかに生きる。そしてチャンスはいつも今!など偉人から語られる人生訓にとても励まされます。私は、いつも枕元に置いておもむろに開いたページを読んでます。2016/01/14
らったった
196
かなり久し振りに本を読み終えました。これから先の自分に対して、とても素晴らしい言葉がたくさん載っています。格言194の"求めるものはここにある"が一番胸に響きました(*^^*)また時間が経ったとき、読んでみたくなる。そんな一冊です(^^)2013/09/16
masa@レビューお休み中
188
哲学書なんて、もう読まないと思っていた。何度もチャレンジしたことがあったのだが、何を書いてあるか理解できなかったのだ。だから、この本も敬遠していたのである。ところが手にしてみると…さすが、110万部超えるベストセラーです。読みやすく、わかりやすく、そして共感しやすい内容にうまくまとめています。「己について」「生について」「心について」「愛について」など、10の項目に分けてあります。はじめに何について書いてあるかというのを意識すると、言葉がスーッと染みこむように理解できるのです。2014/08/26
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