内容説明
「さみしい」とは何だろう。ファミレス、マッチングアプリ、惑星、ネットサーフィン――日常の風景には、多彩で微細なさみしさが潜んでいる。それらの身近なモノや風景を手がかりに、新世代の美学者がその感覚をとらえなおし、「さみしい」気分のとき、世界がどのように立ち現れるのかを考えていく。「いいさみしさ」とは、また、「わるいさみしさ」とは何かを探求する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
14
もうすぐ休業に入る書店で、目にとまった本。分析的な言説は、少し食傷気味ではあるのだが、いろいろな「さみしさ」について、丁寧に分析された良い本だった。私の理解では「さみしさ」は、「宙ぶらりん」な、心のあり方。恐らく、それは「自由」の外側に触れた瞬間の気持ちなのだ、と理解している。良くも、悪くもない。しかし、ネットサーフィンに、さみしさを感じるとは、想像もしていなかった。ハイパーリンクは、埋め込まれたリンクという、情報のあり方の実装設計なのだが、それがそんな風に感じられるとは、驚きだった。2026/09/23
とも
3
“ある”ものがなくなっていくと予感するとき。あるいは、“ない”ものがあるかもしれないと期待するとき。「ある/ない」のその狭間に、私たちはさみしさを感じる。だから共有しにくいけれど、自分だけが抱けるものとも言える。さみしさは、自分が「ある」と教えてくれる。2026/08/22
ちー
1
未読。ブルータスにて。1年で7冊出した筆者難波と佐々木敦対談。 最初はモーリス・ラヴェルの研究をしたいと思っていましたが、『音楽そのものを考えたい』と気づいて、感性を分析する学問である分析美学を学びました。 ハロプロのように、時代の流行に関係なく、ずっと自分たちが目指すべき場所を作り続けるのが一番大事だと思っています。2026/10/05




