内容説明
「能面検事」こと不破俊太郎。以前不破が担当した事件に関係する折本里穂が〈心斎橋麻薬取締法違反事件〉で逮捕された。捜査のさなか、折本に麻薬を渡した鍋島智司が死亡、折本に鍋島殺害の容疑が。折本の弁護士は、悪名高い御子柴礼司。御子柴は、不破が「能面」となるきっかけとなった事件の弁護士でもあった。時を経て、法廷での不破vs.御子柴の戦いが幕を開ける。“どんでん返しの帝王”が描く、大人気検察ミステリー第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
130
能面検事と言われるようになった10年前の事件にあの御子柴が絡んでいたのか(岬洋介の父も)・・そして、今回ついに全面対決。『最強の検事×最凶の弁護士』とある。このマッチングは望むところだ。挫折を知って人は成長するのだなんて勝手に言っちゃうけれど、この2人は挫折を踏み台に更にその道を行くのだな。って、何故か笑っちゃう私。再び相まみえる日を楽しみにしたい。それにしてもこのラスト事務官の美晴に放った一言が不破らしいなあ。2026/08/19
タイ子
82
能面検事・不破VS.御子柴弁護士。何と絵面の濃い。不破検事も最初から能面だったわけではなく、東京地検にいた頃には感情を出しすぎると注意されるほど表情豊かな(よく言えば)検事だった。だが、ある事で大きなミスを犯し大阪地検に転勤、今に至る。事務官の総領美晴も今や心得たもので能面の裏に隠された不破の本音を少しづつ汲み取る事も出来始めた。殺人疑惑と麻薬取締法で逮捕された女性の弁護人が御子柴。軍配はどちらに?予想外と予想通りの法廷での対決は最後まで面白い。法の番人の人間らしさを垣間見た。2026/08/22
itica
76
シリーズ4でありながら「能面検事」になった理由が分かるエピソードがあり、さらに御子柴弁護士との対決と言うサービスぶりの本編。表情だけでは本心が伺えない点は不破検事も御子柴も同じ。どちらに軍配が上がるのだろうかとワクワクしながら読んだ。その他、見知った登場人物が現れてにやにやが止まらない。終わり方は決してスッキリではなかったが、今後も読みたいシリーズの主人公を思い出させる効果は抜群だ。 2026/08/28
オーウェン
56
能面検事が登場した時から待望されていた、御子柴弁護士との法廷での対決が遂に実現する。 そもそも不破は大阪におり、御子柴は東京なので戦う機会は無かったはず。 だから不破が大阪にいることへの過去が明かされ、その過程で御子柴と関わることがあり、事件の経緯によって検事と弁護士として裁判に臨む。 中山作品なので真犯人がいることは想像つくが、どうせなら熱い弁論での対決で決着をつけてほしかったのが希望だけど。2026/09/08
さっちゃん
51
「能面検事」こと大阪地検検事・不破俊太郎。ある麻薬事件をきっかけに、かつて自身が担当した事件と現在の事件が思わぬ形で交錯する。かつて不破が「能面」となるきっかけとなった事件の弁護を担当した御子柴礼司が現れ、不破は過去と向き合いながら真相を追うことになるが…。/シリーズ第4弾は不破が能面検事となったきっかけが明かされ、再び法廷で不破と御子柴が戦うことに。不破検事にも若くて青い頃があったのだな。過去が明らかになるのは面白かったが事件としては不完全燃焼だった。次は総領とのコンビで痛快な物語が読みたい。2026/09/04
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