内容説明
日本を滅ぼす工作員は誰だ!
公安の諜工員候補生である燈田華南(とうだ・かな)が、先輩の東雲陽翔(しののめ・はると)と納堂暮亜(のうどう・くれあ)と共に就いた任務は、新潟で陸揚げされたコンテナ12本分の特殊建築用素材の行方を追うこと。
税関を問題なく通過したものの、公安で精査した結果、その資材で兵器用レベルのプルトニウム精製工場が建てられると判明したのだ。
物流業者のシステムでは配送完了となっているが、現在は所在不明。
不審な企みが進行する中、華南たちは真相を突き止められるのか――本格青春スパイ小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
444
このシリーズはたして必要なのか現時点では疑問しかない。事変やJKと比べて、アクションも刺激も弱く、主人公チームが戦力的に他作品よりも下位互換で、どうしても内容が温い。事変の補完をしてくれるならまだしも、特に意外な裏側暴露もなく、正直退屈な内容だった。この先に本編で重要な役割があるのかもしれないが、時系列的にかなり後追いなだけに、別シリーズとして独立させた意味があるとは思えない。EL絡みの話を今さら読まされたところで…という、こちらの油断を嘲笑う展開が待っているのか、いちおうまだ期待はしておく。2026/07/09
H!deking
40
いつものやつです笑2026/08/08
ひさか
28
2026年6月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。本来の中野学校のストーリーに戻ってのスパイ合戦を描く。こちらの方が、前作の優里結衣路線より面白い。華南と同級生達の活躍が凄く、嘘か冗談かのような仕掛けの応酬で、味方や敵が入れ替わる荒唐無稽なところが相変わらず、楽しい。2026/07/20
トリック
24
シリーズ第3弾ですね。今回も書きますが、高校事変は一冊たりとも読んだことがない自分、前作の優莉家的な人たちが出てきたり、事変ありきだったらついていけないなと思っていたけど、そんなこともなくスラスラ読めました。ドンパチだけでなく、若き諜工員候補生たちが知恵を絞りつつ、汗と血を流しながら泥臭く真実を追う本格的なスパイ合戦がスリリングで痛快でした。でも機械やらの動きやら専門的な部分がイメージできなかったの は残念。誰が裏切り者なのか、ずっと疑心暗鬼。公安てこんなに怪しいのかな?中国を結構ボロクソ言ってる本笑 2026/08/12
ひー坊
18
中国との関係を盛り込んだテーマが見事。作中の暮亜の発言には「よく言った!日本人はみんなそう思ってるよ!」とスカッとした。松岡先生ありがとう!ただ、今作はどんでん返しがかなり後ろで、いつもより反撃が遅い印象だった。華南も頑張っているけど、やっぱり優衣の圧倒的な『格上感』には及ばないか。現実の情勢と重なるリアルさと爽快感がある一冊だった。そして…やはり『高一事変』は続くのね…『高校事変』の方も忘れないでね、先生。 2026/08/11
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