内容説明
産み月も近づき、身一つの間にできることをと、律は無理のない範囲で仕事に精を出している。新しく女中を雇い入れたり、出産後の算段をしたりと慌ただしくしていたが、青陽堂の奉公人、八兵衛の藪入りからの帰りが遅れているのが気にかかっていた。数日して戻った八兵衛は、涼太に話があるという――。ひたむきに生きる律の姿が感動を呼ぶ、人気シリーズ第十二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紗世
20
時代小説。上絵師律シリーズ12巻。表紙にある通り無事出産の話。産まれるまで時間が掛かったのに出産はあっという間でビックリした!でも無事で良かった。以前登場した人たちが沢山出てきて、また読み返したくなりました(ほとんど忘れてしまっている)。文章に無駄がなく、少し目を滑らすと場面が分からなくなるくらい知野みさきさんの文章は濃くて好きです。2026/07/26
papico
17
青陽堂の皆さん、お久しぶりです。また会えてとても嬉しい!そしてお律さん、涼太さん、第一子の誕生、おめでとうございます(≧∇≦)お律さんも涼太さんも、人の親になる歳でありながら、益々人として成長されていて、嬉しく思います。特に涼太さん!あなたはどんどん男っぷりを上げて、江戸の粋を体現した男性になられて、青陽堂の旦那となる日も遠くないこと、とても楽しみです。とまあ、このシリーズを長年追っていると、まるで私は青陽堂の裏長屋のおばさんの1人になった気分で、皆を見守っているのです笑2026/07/15
*+:。.もも.。:+*
16
お律さん、やっとご出産!と思ったらあっという間に2歳?生まれるまで随分引き伸ばされたなぁ。でも作中ではまだ結婚して2年なのね。子どもを助けて流産しそうって展開は心臓に悪いからもう勘弁。彩乃さんはどっちの方向に進むんだろう。2026/07/14
kayo
16
表紙がすでにネタばれですが、律もようやく無事母となりました。いや、しかし、出産前にまた危機到来でヒヤヒヤさせないでくださいませ。他の方も書かれてますが登場人物が多くて、ほんのチョイ役にもしっかり名前や素性があって、これ誰誰誰?とアンポンな私を混乱させてきます。一章に出て来る人物はお律と涼太、母の佐和はじめ青葉堂の人、今井先生、定廻りの広瀬、綾乃、智恵子と雪永を軸にプラスαくらいにして欲しい、とほほ。出産後に子守りで女中さんがついてくれるなんて良いですねぇ。現代にもこのお手伝い欲しいですよね。2026/07/08
onasu
14
上絵師・律の12巻目では、やっと無事に第一子を出産(知野さん、また試練を与えかけていたけど…)。 シリーズも長く続くと、とにかく既出の人たちが多い。今回は律の(あっけない)出産以外、大きなテーマはないが、近くに団子と茶が美味しい知り合いの茶屋ができたおかげで、そこに寄って来るのもパターンになって、律の長屋で茶を楽しむのに次ぐ恒例のよう。今巻は頁数も多く、律の日常にたっぷり浸ってこられる。 次巻では青陽堂での代替わりが予告されており、終わってほしい訳ではないが、終えるにはいい機会になるかもしれない。2026/07/28




