内容説明
産み月も近づき、身一つの間にできることをと、律は無理のない範囲で仕事に精を出している。新しく女中を雇い入れたり、出産後の算段をしたりと慌ただしくしていたが、青陽堂の奉公人、八兵衛の藪入りからの帰りが遅れているのが気にかかっていた。数日して戻った八兵衛は、涼太に話があるという――。ひたむきに生きる律の姿が感動を呼ぶ、人気シリーズ第十二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
65
12巻ともなると、登場人物が多いから久々だと、これ誰だっけ?が頻出する。何とか読み進めたけど。律と涼太は流産を乗り越えて、今度こそ子供を授かる事ができるかハラハラした。律の両親に因縁のあった人の関係者が出てきて、どうなるかと心配だった。涼太が正式に主となる予定。このシリーズもそろそろ終わりなのかな。2026/09/04
天の川
53
無事子どもが生まれて上絵師の律は母に、夫の涼太は茶問屋の五代目に。律の父母を殺した、狂気にかられた武家の吉之助の母親と吉之助に仕え自害した豊次郎の内縁の妻がそれぞれ巾着の依頼をしてきたことで、律の長年の心の痛みは和らいだので、このシリーズはそろそろ終わりでもいいかもしれないと…。登場人物の多さが最近特に…。2026/09/15
のんちゃん
28
葉茶屋青陽堂の若女将で上絵師でもあるお律は、お上の依頼で似面絵を描いている。そのお律とまわりの人々の活躍を描く物語、第12弾。 今回はいよいよお律が母親になる。第1弾のお律と夫、涼太の初々しい恋物語から読んでいる者にとっては、時の流れを感じ感慨深い。今作はずっと以前、お律の両親を殺めた犯人のまわりの人々も出てきて話が展開され、一応のけりがついた。だがまだ、あと一人、新たに出てきた悪者がお縄になっていない。それに涼太がいよいよ旦那として店の主人になる報告がなされた。まだまだこのシリーズ、続くのかな。2026/09/11
ケイプ
27
シリーズ第12弾。あれ?この人は誰だった?と登場人物も多く読み進めるのにちょっと苦労しました。毎回思うのですが、律の描く絵柄の巾着やお守りを実際に見てみたいです。青陽堂も涼太に代替わりするようだしそろそろ終わりに近づいているのかな。2026/09/06
紗世
22
時代小説。上絵師律シリーズ12巻。表紙にある通り無事出産の話。産まれるまで時間が掛かったのに出産はあっという間でビックリした!でも無事で良かった。以前登場した人たちが沢山出てきて、また読み返したくなりました(ほとんど忘れてしまっている)。文章に無駄がなく、少し目を滑らすと場面が分からなくなるくらい知野みさきさんの文章は濃くて好きです。2026/07/26




