光文社文庫<br> 雪華燃ゆ~上絵師 律の似面絵帖~

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光文社文庫
雪華燃ゆ~上絵師 律の似面絵帖~

  • 著者名:知野みさき
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2017/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334775469

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内容説明

上絵師として、初めて着物を手がけることになった律。粋人として名を馳せる雪永が親しい女に贈るものだ。張り切って下描きを仕上げる律だが、なかなか良い返事がもらえない。そんな中、ある女から金を騙し取ったという男の似面絵を引き受けるのだが――。涼太との恋、仕事への矜恃。心を揺らしながらもひたむきに生きる女職人の姿を描く、人気シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

95
最初から「涼太」やるじゃないかと見直したが、やっぱりもう一押し足らない。「律」は苦心しながらも着物を初めて手掛け、訳ありの「千恵」に寄り添い、また一段と成長していく。今回も事件や騒動に振り回されたが、馴染みの妓楼「雪音」に洩らした一言が涼太の男を上げた。雪音の事はやりきれない思いが残るが…仕事と恋に揺れる律の気持ちの折り合いはつくのか…2018/12/21

九月猫

57
上絵師 律の似面絵帖シリーズ第三弾。…第三弾、だよね??と一行目を読んだ時点で諸々確認。先に読んだ読友さんが“一巻飛ばしたかと勘違い”と書いてらしたのに納得。お互いの気持ちを確認したふたり……なのにやっぱりやきもきしちゃうじれったさ。涼太の若旦那衆のお付き合いにもやもやした気持ちになる律。だよね、わかっていても割り切れないよね。でも今回はこのふたりよりも周りの人たちのお話がよかった。雪永さんとお千恵さん、青陽堂の女将さんと旦那さん。基二郎さんの過去。気になるのはお香ちゃん。次の巻が待ち遠しい。2018/04/27

baba

54
上絵師シリーズ3弾。上絵師として精進を重ねる律、職人 として成長しながらも涼太との恋に悩む。いつも自分の思いを封じ込めていた律が「もう少しこのまままで・・」と自分の思いを伝えますが、これからどうなるのか目が離せません。2018/01/05

のんちゃん

43
上絵師律の似面絵帖シリーズ第三弾。前巻で親の仇討ち、律の恋模様も一段落ついたので、もうおしまいと思っていたのだが、今回は律の本来の上絵の仕事をベースに律をはじめ、江戸に生きる様々な年代の人々、仕事や取り巻く環境も違った人達の恋心をまじえた お話で構成されていて、前二巻より艶っぽい雰囲気の一冊となって続いている。でも、なかなか律と涼太は進展しないわー(*´-`)もう、こうなったら、律と涼太の祝言までしっかり見届けたい、じゃなく、読みとげたい。(≧∀≦) 2017/11/14

真理そら

41
「あとほんの少しだけ、一緒にいて…」やっと律がここまで言えるようになった。涼太は一途だけど律の立場や女心に少し鈍感なところがある。それも含めて涼太の魅力なのかも。基二郎の意外な過去に驚く読者だが、基二郎らしいといえばらしい。千恵の複雑な心理状態のおかげで上絵師としての腕もあげたし、似ていない似面絵を描く度量もできたし、律の成長著しい巻だった。2017/12/26

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