氷河期のゴミ

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氷河期のゴミ

  • 著者名:櫛木理宇【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 講談社(2026/05発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065432693

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内容説明

★★★いま読むべきミステリー No.1!★★★
「もっといい時代に生まれていたら」
社会の理不尽に苦しんだことのある、すべての人へ。

大手広告代理店の就職面接。コネ入社を確約された大物議員や財閥の子息女らが毒殺された。同時刻、電力会社にも男が侵入。ビル全体を人質にとり、立てこもり事件を起こした。要求は、「おれたちに、人生を返せ」。刑事の名森は、捜査を進めるうちに匿名掲示板の書き込みに辿り着く。浮かび上がったのは、時代にすべてを奪われてきた者たちの悲しい半生だった。
共感、衝撃、憤り!感情わしづかみの徹夜ミステリー!

櫛木作品の到達点! この“犯人”に共鳴せずにはいられない。
――宇田川拓也(ときわ書房 本店)

理不尽な社会を見事に描いたこの物語は時代を映す鏡である。問答無用、いま真っ先に読むべき一冊だ!!
――内田剛(ブックジャーナリスト)

世代あるあるをこんなにもスリリングな極上ミステリにする発想に脱帽!
――川俣めぐみ(紀伊國屋書店 横浜店)

彼らの共犯者になってしまいそうだ。そんな思いを、必死に抑えながら読んだ。
――高頭佐和子(氷河期世代書店員)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

135
「それが殺していい理由になるか?」思いはそこにつきる。もっといい時代に生まれていたらは、詮無いことだけれど、そのど真ん中にいて苦しい人間には通じない。成熟を過ぎて熟れすぎた現実を思うと、確かに変えたい社会、変わらなきゃの社会ではある・・えぐさやグロさ、悍ましさが全編にない櫛木作品に物足りなさを感じる私は「櫛木症」かも(汗)だが、この社会の怪しさ、脆さはリアルに感じることが出来た。起こりえないと言い切れないもどかしさだけが残った。2026/06/19

ゆみねこ

69
生まれた時代か悪いのか?「おれたちに、人生を返せ」とコネ入社を確約された就職面接に集まった恵まれた立場の若者7人を毒殺、同時刻に電力会社に侵入し立てこもり事件を起こした中年の男たち。刑事の名森は捜査を進めるうちに匿名掲示板の書き込みにたどり着く。確かにね、首謀者の人生には同情するけど、そこまでやるか?という思いも…。たどり着いた掲示板のひとり、あんただったの?っていう驚き。櫛木作品にしては悍ましさは控えめな社会派作品。2026/06/21

ごみごみ

54
以前読んだ著者の『悲鳴』という作品で初めて知った「エコーチェンバー現象」という言葉が、今作でも何度か出てくる。現代のネット社会、特に閉ざされたコミュニティの中で広がっていく同団意識 (それ自体は悪いことじゃないと思うが) 、被害者意識が社会への復讐へと飛躍していく様に危うさを感じた。私もまさに同世代なので、時代の犠牲者となった彼らの気持ちは痛いほど分かるが・・巻き込まれた被害者たちの方が何倍も気の毒。未来に希望を持てる世の中にならないと、こういった理不尽な犯罪はなくならないと思う。2026/06/14

糸巻

25
これはグロさのない櫛木理宇作品。都内の大手広告代理店で就職面接に来ていた大学生達が毒殺される事件が発生。同時に電力会社では立てこもり事件が。犯人たちには就職氷河期世代という共通点があり…。事件の捜査に当たる刑事の視点で物語は進行し犯人側の事情が明かされていく。どんなに優秀な学生時代をおくっても、就職活動で躓きその後の人生を左右されてしまう背景に同情はすれども。それで社会への復讐に突っ走るしかないのかなぁ。それでも先が知りたくなるサスペンス的な展開で面白かったし、驚く仕掛けも含まれていて良かった。2026/06/13

なな

20
読み始めてすぐ引き込まれるこの感覚が大好き。そして一気読み。この年代…そんな風に思ったことないから なんだか切ないわ。色々考えさせられた。2026/06/21

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