内容説明
京の都で病が流行り、氷野の女御の息子である東宮が罹患。次男はまだ乳飲み子であることから、臣下の間では勿径寺に預けられた御落胤・白菊丸を呼び戻してはどうかとの声が上がり始める。息子を帝の位へすえることを熱望する女御は、類い希な法力を持つ天恵僧都に加持祈祷を依頼することに。そして天恵僧都は金額次第で後ろ暗い仕事も引き受けているという。女御は後顧の憂いを断つためと、天恵僧都に白菊丸を亡き者とするよう依頼もする。一方、禍信居士は天恵になにやら含むところがあり……? 前回の暗殺騒動に気付いていなかった白菊丸は、もののけのたまずさや稚児仲間たちと楽しくにぎやかに過ごしていたのだが、勿径寺を中心に様々な思惑が入り乱れ……? 愛され稚児のもののけ絵巻、完結!
目次
一 流行り病
二 襲来
三 怪しい人影
四 鎮守社の巫女舞
五 十五の心
六 夏への扉
七 少年と女神
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
43
京の都の流行病に東宮の一宮が感染したことで、帝候補に白羽の矢が当たった白菊丸。暗殺計画もつゆ知らず、相変わらずで可愛いです。東宮も無事回復し、白菊丸も稚児としてこれからも楽しくやっていくのでしょうね。2026/04/29
のこ🐈
41
最終巻だとあとがきで知って、惜しみながらゆっくりゆっくりと読みました。もっと白菊丸と千手丸のことを深く知りたかったし、寺稚児たちのわきゃわきゃとした寺院生活も色々と見たかった。定心和尚や我竜には大きな秘密がありそうで、どんな形で紐解かれるのかワクワクしていましたし、中二病居士さんの心変わりみたいなところも、もっとじっくり楽しみたかったなぁ……。これで終わりだなんて、寂しい限りです。いつかまた、白菊丸たちに会えたらいいなと思いつつ。いつも楽しく豊かな物語を紡いでくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。2026/06/02
はつばあば
30
あぁ千寿丸に寄りそう白菊丸を見せて完結とはあまりに無体😂。氷野の女御は我が子可愛さに白菊暗殺を諦めないだろが・・。白菊丸が一休さんなら、いずれ定心和尚のよう面白くて徳の高い僧侶になられるだろう。それとも・・。もう少し続きを読みたかったなぁ 2026/05/24
ぽろん
26
まさかの完結編。白菊丸もようやく、千手丸から認められて、一緒に絵を描く事が出来る様になったのになあ。今後命を狙われる事はないのだろうか。まだまだ先が気になるのに残念。2026/05/26
小梅さん。
13
これで完結なんて残念。 白菊丸と千手のこれからとか、たまずさとの関係とか。 ふざけた態度ながらも素晴らしい力を持つ定心とか。 みんな、みんな、大好き。 女御様は怖いけど、ああいう思いにとりつかれた心が哀れでもあるから、救われる姿もみたかったし。 大人の事情での完結みたいだけど、いつか、第二部が始まることを期待。2026/06/04




