内容説明
勿径寺に預けられた御落胤の白菊丸は、数えで12歳。寺稚児として修行を始めてすぐ、寺に封じられていた物の怪「たまずさ」に妙に気に入られてしまう。以来、他の稚児たちとともに様々な怪異に巻き込まれるようになる。そんな中、定心和尚に加持祈祷の依頼が舞い込んだ。近くの村の評判の悪い地主が奇病に罹り医師にも見放され、定心を頼ってきたのだ。だが奇病はただの病ではなく、呪いによるものだった。その呪いには、呪詛を請け負う禍信居士と名乗る男がかかわっているのだが……。〈もののけ寺の白菊丸シリーズ〉第2弾!
目次
一 蝋月の花
二 土地の神
三 呪詛請負人
四 桜下の稚児舞
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
29
段々とたまずさが白菊丸に絆されている様に感じます。人だけでなく、あやかしであっても引き付ける何かがあるのでしょうね。宮中では、白菊丸を亡き者にしようと怪しげな人物を雇って呪詛を行うも、本人のあずかり知らぬ所で年齢に助けられ、一見落着でした。本人は日々舞の稽古に勤しみ、千手様と楽しいひと時を過ごしていましたね。さて、次はどんな困難が待ち構え、どう乗り越えていくのか、楽しみです。2025/04/09
み
25
面白かったぁ♪白菊丸ったら、何てキュートなんでしょ。人たらしで、仲間に受け入れられてく姿に、ニマニマおばさん目線で楽しみました。3作目も読みたい(^_-)-☆2025/01/11
しましまこ
16
呪詛に怪異、後宮からの魔の手にハラハラしたけど定心さまとたまずさがいれば大丈夫ですよね。白菊丸と千住丸のひらひら愛らしい胡蝶の舞いが見たいよ。次巻が早く出ますように!2025/02/08
一五
14
白菊丸12歳にしては幼すぎるが、深窓の令息だったししょうがないか。もののけたまずさが良いところで現れてくれる。得体が知れないのは、定心和尚が一番。③は出るだろうな2024/12/19
栗山いなり
13
御落胤の少年・白菊丸を主人公に展開される和風ファンタジー小説シリーズ第2巻。和風ファンタジーとしても少年の成長物語としても結構楽しめた作品。このシリーズが今後どうなっていくのか気になる2024/12/08
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