内容説明
俺は蝦夷へ行く。
飛騨にも負けん、この檜のような木が、
まさに山とある大陸じゃ――。
故郷の山を失った若き杣は、北の大地に光を見出す。
『まいまいつぶろ』の著者が清新な筆致で紡ぐ、
実在の材木商「飛騨屋」四代、百年の物語。
木を伐れば、同じだけ苗を植える。
杣の稼ぎはすべて、山からの授かりもの――。
武川久兵衛は、若くも腕利きの杣(木こり)。飛騨国下呂で豊かな木々に囲まれ生きていた。だが突如として、飛騨の山は幕府に召し上げられ、天領とされてしまう。自由に木を伐ることができなくなった久兵衛は江戸へ向かった。深川の材木商で働き才覚を認められると、蝦夷へ渡り「飛騨屋」を興す。故郷から仲間を呼び寄せ、厳しい自然に立ち向かう久兵衛。夷仁たちの信も得て、広大な森を伐り拓いていく――。
妻と支え合い、夢を追った「飛騨屋」の主たちの生涯を描く感動作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
164
村木 嵐、5作目です。本書は、江戸時代の材木商「飛騨屋」四代、百年の物語、上巻は一気読み、続いて下巻へ。トータルの感想は、下巻読了後に。 https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000422530 2026/06/06
tosca
33
「まいまいつぶろ」の村木さんだから間違いないと読み始めたものの長過ぎる。飛騨の山が幕府の天領となり、自由に木を伐ることができなくなった久兵衛は江戸へ、そして蝦夷へ渡り材木商「飛騨屋」を興す。実在した人物との事だが、一代記で良くないか?上巻は二代目まで、まだまだ四代目まで話が続くようだ。厳寒の北海道での苦労や、役人の許可なしには何も進まない蝦夷地の不自由さや金銭面など相当な苦難があったと想像するが、その辺はあっさりとしか描かれず、何もかもが上手く回っていき、なんだか偉人伝を読まされているよう。下巻はやめた。2026/05/08
hirokun
23
評価は下巻終了後。2026/04/20
モーモー
16
飛騨湯之島の杣だった武川久兵衛が天領になり木を切れなくなった飛騨から蝦夷にわたり飛騨屋を立ち上げてゆく物語 飛騨屋は飛騨の杣が食べていけるようにを願ってつけた屋号。3代に渡っての話しの中で上巻は2代目までの物語2026/04/25
mitubatigril
15
好きか時代物だか中々進まない ちょっと思い違いもあったりしたけど何回図書館に返したり延長したり繰り返しだのだろう😅 やっと読むことが出来た 読み始めたら進んで行くいつものくせだ💦 なんと初代から木を商売にして故郷の人みなが仕事に困らない生きていることに困らないようにと興した材木問屋の代々の当主の話 上巻は初代の生い立ちから周囲の協力の元でかねてからの希望の蝦夷地に向かい兄弟で協力していき 押しもおされぬ材木問屋になって次代に受け渡して行く様々が描いてある。開拓とはが問われている気がする。2026/08/03




