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出版社内容情報
人間がまともに戦えばほぼ勝ち目のない動物、クマ。
襲われた当事者の生の声を聞く、衝撃のノンフィクション
北海道では釣り人や登山者が殺され、巨熊・OSO18は266頭もの牛を襲撃(うち32頭が死亡)。秋田では市街地のスーパーにまで侵入。近年、目撃件数も被害も右肩上がりのクマ。 クマはどのように襲ってくるのか? 身を守るには? ケガや後遺症は? 8人の当事者インタビューを通じ、その実態をリアルに紐解きます。全ケース、被害現場のマップも掲載。
絶対的セオリーのない「クマにあったらどうするか」。実例を知ることは、今後の熊害防止にも意味があるはずです。
【目次】
【当事者ラインナップ】
・100万都市の市街地で通勤中に襲われ、重い後遺症が残る(北海道札幌市)
・絶命寸前のヒグマと格闘し、パンチがクマの口に。50針縫った猟師(北海道滝上町)
・山菜採りで遭遇。金属製水筒に空いた穴が衝撃を物語る(秋田県秋田市)
・「小熊が木に登るのを見たら……」格言どおり母熊と格闘(岩手県岩泉町)
・リンゴ畑で執拗な攻撃。顔を半分持っていかれる(群馬県沼田市)
・渓流釣りの帰り、車そばで後ろから頭と目をやられる(群馬県沼田市)
・キャンプ場の夜に不穏な影と物音。天幕を引き裂かれ……(長野県松本市/上高地)
・自宅からわずか100m。裏のキュウリ畑で片目失明(島根県邑南町)
【特集】
●検証ルポ/市街地スーパーに立て籠もったクマは、いったいどこから
やってきたのか
●研究者インタビュー
ヒグマの生態と最新の生息状況/坪田敏男(北海道大学教授)
ツキノワグマの生態と生息状況/山崎晃司(東京農業大学教授)
外科治療から見る熊害の実態/中永士師明
(秋田大学病院/高度救命救急センター長)
犬を利用した人とクマの緩衝地帯づくりはどこまで有効か?/
ピッキオ(長野県軽井沢町)