君を守ろうとする猫の話

個数:1
紙書籍版価格
¥737
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

君を守ろうとする猫の話

  • 著者名:夏川草介【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 特価 ¥515(本体¥469)
  • 小学館(2026/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094075533

ファイル: /

内容説明

40言語以上で翻訳された『本と猫』続編!

幸崎ナナミは、中学二年生。重い喘息のため、放課後はもっぱら、ひとりで図書館に通う日々を過ごしている。その図書館から最近、本がなくなっているらしい。ある日、館内で「書棚に潜む影」を見かけ、そっと後を追いかけると見慣れたはずの通路の奥が、青白い光に包まれていた。「近づかぬ方が良い」。振り返るとそこにいたのは翡翠色の目をした猫であった。
 危険を諭す猫をよそに、光の中へと踏み出すナナミ。書棚に囲まれた通路を抜けると現れたのは、巨大な壁がそびえ、銃を構えた兵士が守る城であった。中ではなんと、本が燃やされていたのだ。
 これまで、持病のためにさまざまなことを諦めてきたナナミだが、大切な本が燃やされていくのを黙っているわけには行かない。
「人は歳を重ねた分だけ、視野が広がるとは限らない。大切なものは心で見なければいけないのに、心の目はあっという間に曇ってしまう。子供の頃はあんなに大切にしていた本を、時とともに忘れてしまうように、気づかないうちに大事なことをどんどん失って、それだけ身軽になったつもりでいるんだよ」
 新たな迷宮へ、ようこそ。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『君を守ろうとする猫の話』 の文庫版となります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

63
本と猫シリーズ2作目。作者の本に対する思い、読書で培われる想像力や思考力の大切さが伝わってくる作品でした。『そんなものは必要ない。勝者だけがすべてを手に入れる。必要なのは他者の思いなど想像しない力だ』と言って、影響力のある本を消し去ろうとする者たち。本ではなく、人々から他者を思いやる気持ちや深く考える習慣を消し去るのが目的なのでしょう。もうそんな社会になりかけていると、作者は危惧しているのかもしれません。そんな社会と勇敢に向き合い、本を守ろうとするナナミと猫の活躍の物語。猫が相棒だなんて、最高に羨ましい。2026/05/07

みんとあめ

40
前作を読んだのが2年前、本を読むことの大切さを教えてくれた物語。今作の主人公は中学2年生の幸崎ナナミ。幼い頃から喘息で、あらゆることを我慢してきた彼女の側にはいつも本があった。そんな彼女が人の言葉を話す猫と出会い、消えた本を取り戻しにいくファンタジー。ナナミの奮闘ぶりは大切なことを沢山教えてくれる。特に想像する力、希望を見出し続ける力をくれるのが読書だなと思う。現実に流されがちだけれど、本を読むたびに何度も気づかされる。この繰り返しが大事だなと思う。シリーズ3部作とのこと。次も楽しみに待つ。2026/04/17

スカラベ

38
「本を守ろうとする猫の話」に続く2作目。1作目が本そのものの本質や価値を語っていたのに対し、本作はそこから一歩進み、本に育てられた者と、本を読まず現代のSNSなどに流され考えることをやめてしまった人々の悲哀を比喩的に描いているのが印象的。想像力を喪失してしまうことで、人は思考を停止し、ともすれば他人に攻撃的にさえなる。社会が危険な道を辿ることを防ぐ本の強さを教えてくれるこのシリーズは三部作になる予定だとか。3作目も“本が与えてくれる力”と、“それを守る大切さ”を改めて感じさせてくれることになるのだろうか。2026/05/27

kei-zu

25
「ゴッドファーザー」や「スターウォーズ」に並ぶ「続編の名作」だと思います。前作から続けて登場する人物、パワーアップした敵、より困難な状況。絶対絶滅の危機に駆けつける存在に涙しました。そしてクライマックスの静かな迫力。解説によれば三部作だそうで、ここまで楽しませてもらうと、締めくくりの三作目が楽しみなような心配なような。2026/03/27

RRR

18
シリーズ二作目。 本著の主人公・ナナミも読書家の端くれで、如何に本を愛しているかが伝わってくるほどだ。ナナミは語る。「本は人とつぃての最低限の思いを学ぶことができる」。そう、例えば思慕や悲しみ、かと思えば喜び等、人間の感情の発達に相応しいとさえ言える。それだけなく、他者との関わり合いについてを、本を通して学ぶことができる。 だからこそ、人は読書という行為に魅せられるのだ。 僕は本を閉じて、深い余韻に浸るのだったーー。2026/04/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23198950
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす