内容説明
赤いスカートで現れる有名人、ほとんど話したことない元同級生、情けないおじさん、黒板に予言を書く隣の席の人。多様性をテーマに<なんでもない人>を描く4つの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タカギ
21
なんでもない人……。よく言われることだけど、きらいな人以上にズキっとくる。いない人みたいに扱われるのはつらい。「普通の人なんかいない」し「普通じゃない人なんかいない」という濱野京子の話が良かった。2024/06/07
雪丸 風人
15
人をうわべでわかったつもりになってはいけない。大事なのは中身!と教えてくれる作品集でした。嫌われ者の意外な素顔を知る話、影が薄い子の手紙に驚かされる話、侮った相手の思慮深さに触れる話、まさかの男子が気づきをくれる話など、色とりどり。キャラの個性がまぶしく際立っているので、必ず共感できる誰かが見つけられると思います。私はヘラヘラする新米作家さんの内に秘めた強さにほれ込みましたよ。シャイすぎる少女の残念な振る舞いもツボでしたね。あ~、わかるよ。ドンマイって言いたくなったもの。(対象年齢は10歳半以上かな?)2024/05/28
白雪ちょこ
13
今回は、好きでも嫌いでもない、ただ普通に隣にいるな、というような「なんでもない人」に視点を加えられている。 第1話に至っては、かなり衝撃を受けた。 確かに、僕=男の子と思いがちだが…といった、今だからこその多様性も、ふんだんに使われてる内容となっていた。 最終話に至っても、見開きでイラストがドーンと載せられている感じで、インパクトも大きい。 何でもない人だからこそ、支えられていることもあるのかもしれない。2024/06/17
vodka
3
濱野 京子 椰月 美智子 昼田 弥子 林 けんじろう 椰月美智子さんのお手紙の話が好み。濱野京子さん「レッドさん」はまさに多様性、他者理解がテーマ。2025/01/14
芦屋和音
3
人によって"普通"は違う「レッドさん」//「福田さんの気持ち」はただの元クラスメイトの気持ちとは?//某授賞式での出来事を描いた「異ロンナ」//黒板に書く「卜部くんの予言」から友だちに対する自分の態度は傲慢だった? 本当に何でもないただの知り合いみたいな人との関わりから描かれる心の変化全4話。2024/05/18




