内容説明
文章を読むと、作家の内面を体感できる共感覚を持つ女はある時、吐くほどにおぞましい内面世界を持ったΩという作家を見つける。Ωの驚愕の正体とは。(スコッパ―の女)
著者が知り合った奇妙な作家L。彼は物事の終焉までの距離を【深さ】として観測できるらしい。ある日Lは鏡に映った自分に【深さ】が全くないことを知る……。(終焉を告げる小説家)
自分が生み出した天峰翔陽というキャラクター。同名の人物が現実にいることが分かり、やがて物語と現実がシンクロし始める。(シンクロニシティ) 他2編。
小説家に纏わる身の毛もよだつ戦慄の短編集。
「この本に収録されている作品は、私が収集した出版関係者の奇妙なエピソードを、小説の形式に書き直したものである。
中には現在も活躍中の小説家が登場する。もしかしたら、あなたの尊敬する大好きな作家こそ、この本に登場する破滅的な小説家その人かもしれない。」 山白朝子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
lisa
18
小説家と夜の境界、のシリーズなのか、こちらも小説家の苦悩や闇を綺麗に綴った短編集。待ちに待った山白朝子、装丁から中のデザインまで完璧、勿論内容も素晴らしかった。どの作品もぞわぞわもやもやしながら頁を捲るのをやめられず一気読みだった。シンクロニシティ、のやるせない感じとか、表題作の王道をゆくラストとか、もう、本当、好き。余りにも世界観が好きすぎて、いつまでもこの人の文章を読んでいたいと思う。2026/03/12
みかん猫
4
良かった…。続けざまに良い小説に当たって嬉しい。とはいえ山白朝子の小説家シリーズといえばハズレないとは確信していたけど。スランプに陥る小説家が遭遇する不思議な話の連作短編集。表題作はWeb小説を発掘する通称スコッパー、彼女は作家の心象風景を文章から共感覚として読み取れてしまい…というお話。どれもゾワッとする怖さで良かった。2026/03/08
蝶子
3
短編が5本、どれも主人公と関係者の会話で進んでいく形。叙述トリックみたいな話もあり、ミステリ的な空気感も。 めちゃくちゃ面白いのでめちゃくちゃバズってほしい!なんであんまり話題になってないんだろう? 何とも言えない気持ちの悪さ。小説家というものは大変だな。。いつも面白い作品をありがとうございます。 特にキーボードの話が好き。あんなキーボード嫌過ぎる。私も仕事でパソコンを使ってるのでキーボードは選びたいと思う派なので最初は色々あるんだな勉強になるなと思ってたんだけど。。2026/03/13
Hatre
2
ページ数に対する価格が高い(笑)...ということが気にならないくらい、異様によくできた作品群だと感じた。 スタンド使い的な人からヤバイ人、狂った人、ちょっとぶっ飛んだ人、謎の暗黒生命体など昔の乙一が得意としていたような作風を、山白朝子名義の洗練された筆致で書かれているので、面白いし読みやすいし、テクニカルでたまらんです。2026/03/02
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