ちくまプリマー新書<br> 「いまどきの若者」の150年史

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ちくまプリマー新書
「いまどきの若者」の150年史

  • 著者名:パンス【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 筑摩書房(2026/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480685513

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内容説明

「いまどきの若者は〇〇である」年長者からの視点と、若者自身からの主張が交錯し、時代の中で特徴づけられ、まとまると「世代」になる。明治から今日までに至る「若者論」の系譜をたどり、成熟をめぐる日本の「現在」を浮かび上がらせる。「日本の若者年表」を収録。 【目次】第一章 「青年」の誕生 1853‐1945/第二章 理解できない存在としての「若者」1946‐1972/第三章 政治との距離と消費社会 1973‐1989/第四章 「本当の自分」を探して 1990‐1999/第五章 そしてみんな「若者」になった 2001‐2025/あとがき/日本の若者年表

目次

まえがき/大人もかつては「若者」だった/歴史を追うことは未来のヒントを探ること/第一章 「青年」の誕生 1853‐1945/「若者」はいつ誕生したのか/国や世の中のために働く/徳富蘇峰が打ち出した「青年」/「煩悶青年」と個人主義/クネクネ文系男子のルーツ/エリート青年たちと教養主義/「大正青年」の分類がベストセラーに/実存の不安が政治への関心に結びつく/カッコいい女性像を投影される「モダン・ガール」/トレンディ感覚の始祖/戦争に向かう若者たちの「死にがい」/第二章 理解できない存在としての「若者」 1946‐1972/戦後の「世代」を整理してみる/世代論はバカにされがち/わからない存在として若者が語られる/「アプレ」の不穏な若者たち/55年体制と「明るい」若者の登場/「大人らしさ」を持たぬまま年齢を重ねていく/「団塊の世代」を捉え直す/「普通の人」たちの青年像/家庭環境の変化と深まる悩み/「変革を果たせなかった」世代なのか?/理屈より感性/次の時代を予感させる「アワのような存在」/闘う高校生が抱えた「矛盾」/「フーテン」と「ヒッピー」/第三章 政治との距離と消費社会 1973‐1989/いまの「昭和」イメージをかたちづくる「しらけ世代」/はざまの1970年代/「モラトリアムなし人間」の怨念/保守回帰と並行する「暴走族」の反抗/カプセル化する人間/感性の革命としての「新人類」と「おたく」/社会問題から「気分よく」距離を取る/若者たちの神々/マーケティングとしての「分類」/からかいとしてのラベリング/校内暴力と管理教育への反抗/第四章 「本当の自分」を探して 1990‐1999/80年代の否定から始まった/昭和へのノスタルジー/「団塊ジュニア」とは何か/宗教ブームと自分探し/「まじめ」と「ふまじめ」という二つの極/宮台真司の登場/書き文字から見る若者の変化/「終わりなき日常」と「まったり革命」/カッコいいことはなんてカッコ悪いんだろう/平坦な戦場/名付けられなかった世代/子どもの目で見た昭和末期と平成初期/バタフライナイフと「心の闇」/期待に応えてしまう若者/インターネットがやってきた/反抗に対する反抗/少年犯罪論ブームの終焉/第五章 そしてみんな「若者」になった 2001‐2025/長すぎる就職氷河期/「ロスジェネ」と生きづらさ/欲しがらない「ゆとり」「さとり」/個人化のゆくえ/「今の生活が幸せだ」と答えるしかない/Z世代はなぜ「チル」を求め「ミー」を発信するのか/「日本のZ世代は政治的ではない」か/「大人になれ」という言説/成熟の困難と「本質」への回帰/「老害」の誕生/全員が若者であり、同時に全員が大人である/あとがき/参考文献一覧/日本の若者年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷほは

7
冒頭で若者を「15歳から29歳くらいまで」としておきながら、90年代で幼少期の自己語りと「14歳」について語っている処から綻び始めている。あるいは1984年生まれ=90年代を子どもから若者への過渡期(6~16歳)として過ごした著者の曲率なのかもしれないが、大人と若者の区別が溶解しているという診断の前に、まずは子どもと若者の区別をどう考えるかについて記述があっても良かった。また、宮台真司と古市憲寿には触れるのに、東浩紀、宇野常寛、鈴木謙介といったゼロ年代批評を素通りして小林よしのりで締めるのも気になった。2026/03/17

元気伊勢子

6
若者の本は好きなので読んでみた。最初は、とても面白かった。80年代くらいになると少しだれた感じ?ではないが、出てきたなと。2026/03/20

O次郎

0
若者論と若者文化の移り変わりを楽しく読んだが、2000年代以降のパートについては若者とは何かという現代社会批評になってしまい、若者文化そのものへの言及があまりなかったのが残念。00〜20年代のヒット曲やヒット作品から読み取れる傾向も多いと思うのだが。現代社会が「大人が若者となり」、「若者が大人でないといけない」社会であるという指摘にはなるほどと感じた。本書ではお互いに丁寧に確かめ合う必要性が指摘されているし、それはもっともだが、同時に大人が大人としての責任を果たすこと。老いを受け入れることも必要ではないか2026/03/19

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