電撃文庫<br> ほうかごがかり〈3〉

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電撃文庫
ほうかごがかり〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049152005
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

僕らの手には『それら』と戦う力はない。だけど。

二森啓は思っていたのだ。もう自分は、いつ死んでもいい存在だと。
だがもう、それは叶わなくなった――。
大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われた『ほうかごがかり』。そんな時に啓が示した明確な意思をきっかけに、『太郎さん』は隠された事実を明らかにする――「七人目の『かかり』だよ」
どうやら前年から『かかり』でありながらも、ずっと役割を逃れている人物がいるという。それを知らされた啓たちは……。
「…………ほんとに、あれがやってたことを引き継ぐのか?」 
理不尽、そして怒り。追い込まれていく子供たちの、死を決した闘いの記録。鬼才が放つ恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第3巻。

内容説明

二森啓は思っていたのだ。もう自分は、いつ死んでもいい存在だと。だがもう、それは叶わなくなった―。大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われた『ほうかごがかり』。そんな時に啓が示した明確な意思をきっかけに、『太郎さん』は隠された事実を明らかにする―「七人目の『かかり』だよ」どうやら前年から『かかり』でありながらも、ずっと役割を逃れている人物がいるという。それを知らされた啓たちは…。「…ほんとに、あれがやってたことを引き継ぐのか?」理不尽、そして怒り。追い込まれていく子供たちの、死を決した闘いの記録。鬼才が放つ恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第3巻。

著者等紹介

甲田学人[コウダガクト]
1977年1月生まれ。津山三十人殺しで有名な岡山県津山市出身。二松学舎大卒。デビュー以来メルヘン小説ばかりを書いて、四半世紀になろうかとしている小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オセロ

46
突如知らされた惺の死亡。 親友の死に報いる為に全ての無名不思議に立ち向かうことを決めた啓と彼の熱意に当てられた菊に本気で襲いかかる無名不思。壮絶で絶望的な戦いの結末は流石に予想外すぎですよ… 2024/05/13

よっち

44
大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われたほうかごがかり。啓が示した明確な意思をきっかけに、太郎さんは隠された事実を明らかにする 第3弾。太郎さんによって明かされる七人目のかかりの存在。前年からかかりでありながらも、ずっと役割を逃れていた人物と出会うことで明かされるかかりの回避方法と、啓に引き継がれる惺の想い。自分が死を軽く考えていたことに気付かされ、かかりを終わらせるために覚悟を決めた啓が直面する厳しい展開があって、絶望的な状況に追い込まれていく中で最後に救った意外な存在がまた効いていました。2024/05/12

シノミヤユウ

23
致命的に一方的な想いと、激烈な感情で情緒ぐちゃぐちゃになる…大切な相手のために命を賭す、強さと危うさに心をガツンと殴られました。少年少女のまっすぐな、痛切な感情が炸裂する瞬間に心を抉られる。これまでの、べろりと現実の皮を剥がされるような惨さに、蓄積してきた感情の爆弾が爆ぜる痛みが叩きつけられるような鮮烈な読み味。とはいえ第3巻はただの理不尽と絶望の物語ではなく、理不尽と絶望に抗う苦しみと怒り、そして培ってきた想いが遺る/想いを抱える物語だったのではないかな。この本を読めてよかったし、今後も楽しみです。2024/05/14

冬野

21
シリーズ第三弾。カラー口絵が二つとも凶悪すぎる。方向性は真逆なのに…。悲壮な決意を固め、無名不思議を書ききることにのめり込む啓。その果てに見る景色。ホラー作品読んでこんな気持ちになることあるんだ、という読後感だった。自分の中の感情を全部使い果たしてからからの更地になったような。誰しも自分じゃない誰かを想って、伝わらなくて、次々に命を散らしていく。親友を助けて死にたいと願った人間が、先に親友を亡くして生き残ってしまう容赦のなさよ。どういう内容になるか予想もつかないけど、第二部もお待ちしてます。星:4.5/52024/05/29

椎名

19
ノンストップで恐怖と絶望を、使命とでも言うべき衝動を叩きつけてこられて一気に読んでしまった。最高。ここで完結してもおかしくない綺麗な一区切りだが、続刊が決まっているということで安心&非常に嬉しい気持ちに。特にラスト付近の〝神の世界〟は絶望の世界のはずなのに美しく澄み渡るような描写と恐ろしいほど端的にそれを表現した挿絵もあってゾクゾクさせられた。一巻から良かったが、啓の絵が完成させられていくようにイラストがどんどん進化しているように思える。面白かった。2024/05/12

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