内容説明
15人vs15人の団体戦「七帝柔道」。この旧七帝国大学だけの寝技中心の柔道に憧れ、増田俊也は2浪の末に北海道大学に入学した。しかしかつて無敵を誇った名門・北大柔道部は、旧七帝大同士で競う大会・七帝戦で、2年連続最下位であった。さらに増田の1年、2年の七帝戦でも1勝も出来ず、主力の上級生たちはみな引退してしまう。かつてない絶望的なチーム状況の中、果たして北大、復活なるか。副主将となった増田は主将の竜澤とともに、部内外の仲間たちに支えられながらチームを率いていく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
レコスケ
2
コスパ・タイパなど費用対効果に世知辛い昨今だが、そうした損得勘定を全く無視した、北海道大学の柔道部員たちの物語。学生生活を柔道に投げ打ち、柔道家になるでもないのに、一日の大半を過酷な柔道の練習に充てる。ここには分かりやすい勝者もヒーローも登場しない。そして、それを望んでいるわけでもない。ただ、己を捨ててチームの勝利のために尽くすことが目的となっている。宿敵、東北大柔道部との対戦は、手に汗握る臨場感で、互いに絶対に負けられない決死の覚悟が伝わってくる。柔道部の引退と共に、大学も退学する著者の潔さも清々しい。2026/05/01
吉田正
1
読んでて泣きそうにもなるし、力も入る。2026/03/08
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