内容説明
くるくるパーマ、ヘビ、日本酒…
治療でも、ましてや呪術でもないのに、心の淀みがほどける不思議な20話。
最注目の精神科医による待望のデビュー作
人の心は、絶対にわかりきれない。からこそおもしろい。
人生に迷いがちで、思考も飛躍しがち…そんな著者が、人や菌や音楽に導かれながら試行錯誤で歩む、滋味豊かな精神科臨床の日常。
私の主治医の、この決めつけを一切しないのんびりぶりで心を休めてください。
――いとうせいこう氏、太鼓判! !
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
K1
13
エッセイを通して読んで、改めて表紙を見直してーにんまり。日常のモヤモヤ感を言葉になるまで発酵させて、美味いお酒で洗い流したくなりました。2021/05/01
Gaooo
12
精神科医でもある著者。他者を「わかりきることはできない」ゆえに、「あいまいさ」を許しながら関わり続けることを随所で語ってくれる。「あいまい」は弱いようで強い2021/10/04
joyjoy
8
円環的。「そもそも」と「かもしれない」。曖昧さに耐える。などなど、印象的な言葉にたくさん出会えた。オープンダイアローグ。見た目は静かだけれどエキサイティング。これって集まりでの読書の時間と似ているな。貴重な場、大事にしよう。この本を読む時間も、静かにエキサイティングだった。ふつふつふつ。自分のなかでも何かが醸し出されていく気がする。2023/11/18
りんご1つ
4
ずーっと心地よい毛布で包まれているかのような気持ちで読んでました。無いようであるものって世の中に、自分の中にもたくさん溢れていますね。断定しない優しさ、分からないものをそのまま眺めて付き合って、またそれが変化して、何かが醸成されて…待つことができるのっていいなと思いました。曖昧さ、どこに着地するのか分からないのをワクワクされていそうな概念さんのセンスが本当に好きです。 心から読んでよかったです!! 2023/08/06
Asakura Arata
4
精神科医で音楽やっている人は、自分のまわりにもかなりいる。プロの人も数人知っている。そんなわけで購入したのだが、面白い内容だった。臨床姿勢も共感する部分が多かった。漢方やっているところとか。自分が所属していた大学のおとなりの大学だし。自分が研修医のときは合同研究会をやっていたな。何人かそちらの大学の知り合いもいるし。自分にとっての「ないようである」は、患者さんにとっての治療者としての存在かな。2021/05/03




