内容説明
ロイヤルハワイアンホテル、エカテリーナ宮殿、ハノイ歴史博物館、萌黄の館、ハンプトンコート宮殿、デンマーク王立図書館、タージマハル、ムーランルージュ…赤、青、黒など、いろいろな色彩に溢れた建築を。
目次
Pink
Blue
Yellow
Green
Orange
Black
White
Red
著者等紹介
大田省一[オオタショウイチ]
京都工芸繊維大学准教授。東京大学東洋史学科・建築学科卒業、同大学院建築学専攻修了、博士(工学)、一級建築士。専門は都市・建築史、アジア都市研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コットン
85
ピンク、ブルー、イエローなど(8色)の色にこだわった世界の建築が集められた本。巻頭を飾るのはピンクでやはり印象が強い。トルコ・イスタンブールの内部が青いブルーモスクが好き。黄色の聖フランシスコ・ザビエル教会(中国・マカオ)も紹介されている。それに関連して、カトリックの腐敗でルターの宗教改革よりプロテスタントが生まれ、その対抗措置としてカトリックはイエズス会を承認し、世界にキリスト教を広めようとしたそうで、ザビエルは数人のイエズス会創立メンバーの一人だそうです。日本や中国に影響を与えたというのは凄い。 2019/07/15
ALATA
47
サーモンピンクのモスク、ロイヤルブルーの協会、テレジアンイエローの宮殿。非日常の空間が拡がる「人の集う器」としての構造物は建物の性格をよく顕わしている。ロココ様式の明るい青へのあこがれ、夏の日差しを一身の受けるピンクの色彩を見るだけでワクワクします。シンデレラ城のモデルとして有名な白大理石の名城も意外に建築年度が新しく、成立過程も舞台装置としての命運が悲しい★4※赤の建築については伏見稲荷、厳島神社など加えてほしかったな。2022/11/23
G-dark
27
ウトウトしている人の視界に入ったら一気に目が覚めそう!ピンク。ブルー。イエロー。グリーン。オレンジ。ブラック。ホワイト。レッド。「ストロベリーケーキやマンゴープリンや抹茶アイスみたい…」とビックリする建築物ばかり。こんなに大胆な色づかいなのに、下品になっていないのが凄い。わたしは特に、トルコ・イスタンブールの「ブルーモスク」やウズベキスタン・サマルカンドの「シャーヒ・ズィンダ廟」に見惚れました。青だけではなく、沢山の色を複雑に使っているのに、青の持つ美しさが主役としてグッと引き立っていて素敵!2020/05/24
宇宙猫
24
★★★ まるで玩具のような色で、写真がきれい。2018/02/24
みさどん
21
建物を色毎に紹介してあって、美しかった。上品に感じる青、荘厳な黒、ピンクは目を引き、白は素敵。デンマーク王立図書館の波打つような曲線の廊下には驚いた。写真の撮り方がいいのだろうけど、行ってみたいと思える建物がいっぱい。2018/03/15
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