- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
多くを魅了してやまないロマンティック・コメディ。このジャンルは時代とともにいかに変化してきたか。物語のパターンの読み解き、登場人物の特徴など、その魅力の源泉に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
56
恋愛映画にはまったく興味がない私ですが、ロマコメ映画は大好物。それは「コメディ映画大好き人間」であるゆえなのです。人気ジャンルが合体したジャンルですから、膨大な作品が生まれています。その大量のロマコメ映画作品を分類、整理したカタログ的な快著。これで、観なければならないロマコメ映画が、また、大量に増えました。2024/12/07
たまきら
37
読み友さんの感想を読んで。映画史の膨大な情報量が詰め込まれた一冊です。「恋愛」がどのように切り取られてきたのかが分析されている部分は特に面白く、(ああ…男性目線だなあ)なんて思ったり。私個人はRom-Comの面白さは脚本の面白さです。丁々発止のやりとりでしょうか。シェイクスピアのコメディーからはじまり、「ローマの休日」、「高慢と偏見」、「恋人たちの予感」…ふふッと笑えて男女ともにときめきを楽しめるこのジャンルこそ、成熟したコミュニケーションを学べるものだと思います。…子どもの頃は苦手だったけど。2025/01/22
tieckP(ティークP)
8
ロマンティック・コメディというアメリカを中心とする映画ジャンルについての紹介本。日本で言うラブコメよりは上の世代が物語の中心になることが多く、初期はドタバタ喜劇のようだったのが、世相を反映してセックスを求める男女の話になったり、妻の不倫での男の戸惑い話になったり、HIVの流行でセックスしなくなったりする。そうした歴史の流れとともにカタログ的にたくさんの映画を紹介していて、どれも見てみたいと思わされた。反面、一章の歴史紹介で作品の特徴を説明しきっているので、二章以降のテーマ別整理などは内容がほぼ重複だった。2022/10/21
kenitirokikuti
5
ざっと簡単に読んだ。ロマンティックコメディ映画≒恋愛映画である。ロマンス要素を中核に持つコメディ映画。romcomとかromedyという。日本語の「ラブコメ」は同じものを指していたはずなのだが、今は大きく意味がズレている▲社会の変化に影響を受けやすいジャンル。放蕩者が純愛に触れ会心するお話は下火となった。そのほか、必ず一組の男女がペアとなる、という定番もいまは崩れている。2020/06/09
fritzng4
3
このジャンルの映画をこよなく愛する者として無声映画時代から21世紀までのロマコメの歴史を概観できるのは有難い。知らない作品も多々あり、巻末の作品一覧も参考になる。物語のパターンを分析する二章と物語構成やキャラクターに触れる三章は、一章で蘊蓄的に語られていることの再整理という印象。新書という特性上難しかったのかもしれないが、歴史に絞って作品内容含めもっと詳細に書かれた方が意味深かったように思う。2020/09/06
-
- 電子書籍
- 不死身転生 ~クズだけど再生チートで無…
-
- 電子書籍
- 想いをルビーに寄せて【分冊】 10巻 …