内容説明
地方都市の片隅に位置する杏羅町。三津田信三は、そこで好みの古書店〈古本堂〉を見つける。そこで奇怪な同人誌『迷宮草子』を入手する。素人が作ったかのような、下手な革装のその本は、「霧の館」という短編をはじめ、7篇の奇妙な味わいの作品が収録されていた。だが、読み進めるごとに、現実の世界で奇妙なことが起きるようになる。三津田は、親友の飛鳥信一郎とともに短篇に隠された謎に挑むのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ブランノワール
6
面白かったです2026/01/24
yuko
5
いつもは登場人物の難解な名前や地名のおかげで、本筋に集中出来るまで助走に時間がかかるのだが、本作はすんなりと本筋に入れた。 作者不詳と言う本を読むのと同時に作中の「迷宮草子」を読むと言う不思議な感覚が面白い。 迷宮草子を読んで、謎解きを読んで…というパターンにしっかりハマってしまった。 登場人物ではなく、迷宮草子の其々の短編の作者の名前が難解どころか、ほぼ読めないのも謎。 読むと行方不明になると言うのも謎。 上巻でしっかり加速できたので、下巻が楽しみでならない。2026/04/16
ふゆきち
4
不思議な街に怪しげな本、迫りくる怪異と雰囲気抜群。作中作では『霧の館』と『娯楽としての殺人』が好きです。2026/06/13
かず
3
面白い!! ミステリとホラーがいいバランスで描かれていて、読んでいて飽きがこない。 作中作品がある物語は前から好きだったけど、この取り入れ方は面白い。 作中作の物語も、ホラーかと思いきやミステリだったりと、江戸川乱歩や、京極夏彦のような怪異かミステリか最後まで予想がつかない物語もあり、それを現実世界で推理するという、読者も一緒に楽しめるものになっている。 とりあえず、下巻を読むのが楽しみ。2026/02/14
すぱつな
2
ずっと前にハードカバーで何度も読んだが、オチが理解出来なかったので加筆修正された文庫版を再読。 やっぱりこのおどろおどろしさとレパートリーに富んだ結末が堪らないね!二話の子喰鬼縁起が好きだが、微妙にラストの文章が変わっていて前の方が好きだったので残念。2026/05/31
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