内容説明
80sの頽廃に彩られ、
饒舌な語りがたどりつく病みの奥。
私小説に擬態した
恐るべき畢生の代表作。
この語り手、信じていいのか?
『レス・ザン・ゼロ』の頽廃と、『アメリカン・サイコ』の冷血。
恐ろしい出来事が、ついに起きる。
突如転入してきた美少年ロバート。彼は何かを隠している。彼にはきっと忌まわしい秘密がある。彼こそが〈曳き網使い〉という殺人鬼なのではないか? そんな疑念が僕にとり憑いて離れない。それなのにロバートは、僕の友人たちにどんどん近づいてゆく。やがて僕のセフレだったマットが姿を消し、〈曳き網使い〉に殺された無残な姿で発見される。
パーティー、ドラッグ、ハリウッドの頽廃。夜の闇に蠢く影。恐怖に満ちた録音テープ。音楽、文学、映画。薄っぺらくも快楽的な80sの空気のなかから、恐ろしい出来事がうっそりと頭をもたげはじめる――
語りは徐々に変調し、転轍し、後戻りのできない闇=病みへと滑り込んでゆく。
ブレット・イーストン・エリスにしか書けない冷たい不安に満ちた、畢生の代表作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
148
上下巻、700頁超、完読しました。もっととんでもないカルト的な作品かと思いきや、著者の私小説的な80年代青春譚でした。しかしながら、集大成的な傑作ではありません。80年代の音楽&映画&小説等、カルチャー的には親近感が湧きましたが、輸入高級外車に高校生で乗れる富裕層の子弟ぶりには嫉妬しかありません(笑) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639205802026/02/19
星落秋風五丈原
16
あの頃の大学生ってみんなこんな感じ?どこまでフィクションが入ってる?2026/01/31
たけのうみ
2
22026/02/08
Akko1454
1
書評用2026/01/23




