文春e-book<br> 償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

文春e-book
償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って

  • 著者名:山崎裕侍【著】
  • 価格 ¥1,900(本体¥1,728)
  • 文藝春秋(2026/01発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163920658

ファイル: /

内容説明

史上最悪の少年犯罪、加害少年6人のその後

史上最悪の少年犯罪と呼ばれる「綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件」。たった7日間しかなかった昭和64年(1989年)の1月に被害者のX子さんは息絶えた――。
おぞましい犯行に及んだ主犯格A、準主犯格B、自宅が監禁場所だったC、監視役D、暴行に加わったE、F。6人の加害少年はその後、どんな人生を歩んでいるのか。本当に更生を果たしたのか。
元「ニュースステーション」ディレクターで、現在は北海道放送(HBC)の報道局デスクを務める山崎裕侍氏は、2000年頃から本件の取材を続けてきた。Fが振り返った凶行の中身と悔恨。張り込みの末に行ったCやEへの直撃。さらにDの母親による告白など、本人や家族へのインタビューを重ねていく。著者の葛藤も交えながら描かれるテレビ報道の舞台裏も本書の特徴の一つだ。
とりわけ多くのページが割かれているのが、準主犯格Bの存在。彼は刑務所から出所後、更生するどころか、暴力団関係者らとトラブルになって再犯事件を起こしていた。B本人との手紙のやり取りや面会、Bの母親や義兄への取材を通じて、「事件の裏側」と「加害少年のその後」に迫っていく。そして主犯格Aの親族もまた取材に対し――。
加害少年の中には、結婚して新たな人生を歩んでいる者もいれば、50歳前後で命を落としている者もいた。一体、「償い」とは何なのか。加害者や被害者と同世代の著者が地を這う取材で紡ぎ出した渾身ノンフィクションが誕生!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

136
昭和の終わりの1989年1月にコンクリート詰めされた遺体が発見された・・あの頃騒然となった事件。ただただ被害者が痛ましく、遺族にもかける言葉が見つからない。今でさえそうなのだ。加害者たちのその後を追った本作は、虚しさと怒りに支配された。この事件に「償い」などあるだろうか・・何をどう取り繕うとも悍ましさは消えない。嗚呼、読むんじゃなかった。あとがきのラスト4行が苦しく刺さる。2026/01/25

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

85
(2026-26)【図書館本-20】女子高生を拉致監禁し、非道の限りを尽くした挙句、コンクリート詰めにして遺棄するという史上最悪の少年犯罪。犯罪者達のその後を追うルポ。加害者は「罪を償う」と言うが、どうやったらこれほどの罪を償うことができるのか。それだけでなく、出所後も再び罪を犯す者もいる。特に準主犯格のBは精神科医の診断では「反社会性人格障害」であり、更に刑務所の中で妄想性人格障害も進行したという。刑期を終えれば罪を償ったとして病気の治療も行われず社会に出る現在。何か間違っていないだろうか?★★★★2026/02/20

ゆいまある

75
女子高生コンクリ事件。加害者全員極刑でいい。そう思考停止してきた。今でも考えるだに苦しい。しかし加害少年全員が崩壊家庭で愛されずに育っていた。少年院に行き贖罪を学んだ者もいるが、刑務所でただ懲罰を受けた者は罪を理解せず再犯に及んでいる。主犯格の1人Bに至っては統合失調症(小田晋先生の診断は違うようだがスルーする)を見落とされ、妄想に基づいて再犯に及んでいる。Bは府中刑務所を経てから再犯していない。府中の精神科医は大体優秀だ。極刑にできないならせめて治療、矯正を。それが私の望み。重く辛い内容。体力が要る。2026/03/20

ナミのママ

74
1989年江東区で発見されたドラム缶にコンクリート詰めされた女性の遺体。被害者は17歳の女子高生。加害者は18歳から16歳の4人、他に3人が関わっていた。著者が2024年まで取材を続けたものをまとめた1冊(空白期間がある)。被害者加害者というより、この作品を書いた著者の感情に揺さぶられた。ジャーナリストとして事件を追いながら、個人の思い、法への思考が織り込まれている。そして読後の今、いたたまれない思いが湧いている。怒りなのだろうか、これは誰に対する怒りなのか。自分の気持ちがまだはっきりしない。2026/02/26

itica

71
別の著者の当事件を扱った書籍をずいぶん前に読んでいる。何とむごい鬼畜の所業かと胸の潰れるような思いだったのを今も覚えている。その当時でも少年たちが反省している印象が持てなかったので、35年後の彼らがどうなっているのか気になった。山崎氏の言うように少年刑務所や刑務所で適切な教育、治療を受けていれば、あるいは出所後もっと支援がなされていれば犯人たちは違った人生を送ったのだろうか。しかしそれならマスコミに晒される被害者遺族にだって支援は必要だろう。償うとは何か?その重みだけが残る読書だった。 2026/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23055615
  • ご注意事項

最近チェックした商品