光文社新書<br> 神と仏の人文地質学~地殻変動で解き明かす日本古代史~

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光文社新書
神と仏の人文地質学~地殻変動で解き明かす日本古代史~

  • 著者名:巽好幸
  • 価格 ¥1,122(本体¥1,020)
  • 光文社(2025/12発売)
  • 春分の日の三連休!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/22)
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  • ISBN:9784334108229

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内容説明

聖武天皇によって建立された東大寺の盧舎那仏。奈良時代、日本は神々への祭祀を軸にした「祭祀国家」から、仏法に基づく統治を行う「鎮護国家」へと舵を切った。国家体制を揺るがすほどの大変貌。その裏には大地震と熊野の豊かな鉱脈にあった――!? 美食と地質の関係を描き出したマグマ学者が次に解き明かすのは歴史と地質の深い繋がり。ヤマト王権の祭祀から神仏融合へと至るまで、地質学の視点で日本の始まりの時代を究明する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

51
本書は、「聖武天皇によって建立された東大寺の盧舎那仏。奈良時代、日本は神々への祭祀を軸にした「祭祀国家」から、仏法に基づく統治を行う「鎮護国家」へと舵を切った。国家体制を揺るがすほどの大変貌。その裏には大地震と熊野の豊かな鉱脈にあった——!? 」というものであり、「美食と地質の関係を描き出したマグマ学者が次に解き明かすのは歴史と地質の深い繋がり。ヤマト王権の祭祀から神仏融合へと至るまで、地質学の視点で日本の始まりの時代を究明する!」もの。 2026/03/04

kk

35
図書館本。「ある地域の文化や人々の精神性の成立を地質学の視点から考えること」を「人文地質学」として提唱する著者が、そうした観点から飛鳥・奈良時代の歴史を振り返って神仏「融」合の背景などを勘考。奈良盆地の地質学的な特性や紀伊半島の成り立ちなど、たいへん興味深く読みました。また、地質学とは殆ど関係ないことながら、神仏「融」合が如何に容易ならざる企てであったのか、初めて考えさせられました。一つ特筆したいのは、この本の構成や語り口の巧さと、地図・図表の掲載や指示といった面での丁寧さ・親切さ。光文社新書畏るべし。2026/01/22

紅咲文庫

24
2000万年から1400万年前にかけて起きた日本列島の移動と定置、今の紀伊半島近辺で起きた地球史上最大の噴火。マグナがふきあげた大地は崩落し火砕流が山を越えて流れてくる、ほんと生存確率ゼロ。大変動の後寒冷期と温暖期が繰り返され、熊野は高い山に木が茂り鉱物資源を蔵し、奈良の盆地は栄養分豊富な水に恵まれ米がたくさんとれる場所になった。時代は進み麻疹(天然痘じゃなかったそうだ)のパンデミックと続く地震に打ちのめされた聖武天皇は仏の救済を求め、神の子孫たる地位を守るために神仏融合を仕掛けた、と。壮大で面白かった。2026/01/25

やま

12
熊野古道を少し歩いたことがある、仙人風呂と言う川の中の温泉に入り、火山が無いのに温泉が湧くのは不思議だと思っていた。◇この本は、なぜ大和朝廷が奈良にあったのか、神道や土着の神と仏教とはどのようにつながったのか、ご神体とされる熊野の奇岩はどのように作られたのか等を地質的な観点で記している。歴史的な部分も最近の論文を参照していて、意外と面白い。途中はちょっとだれてしまうけれど、カルデラの話や川の話など、地質好きの身としては興味がそそられる。神仏習合や仏教が浸透した経緯はわかりにくいが、まとめ方はさすが。2026/03/18

わ!

9
3月7日の「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?」という番組で「なぜ“神さま仏さま”なのか」というのを放送していました。観ていて驚いたのですが、まさに今読んでいる本(この本)のネタがそのまま番組になっているのです!確かに著者も出演していて、なるほどこの本がネタもとなのかと納得しました。そんなわけで、番組と合わせた読書ということもあり理解はしやすかったです。著者は地学などが専門の様なのですが、歴史にも詳しく、地学的な観点から歴史の読み解きをしてゆきます。他分野のアイデアで、さらなる扉が開きます。2026/03/14

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