内容説明
「そのプロデューサーはクソ野郎だ」――歌手と女優を目指し、日々仕事に奔走する女子高生ユキノ・レイは、マネージャーの因幡が“クソ野郎”だと称する人気プロデューサーが新しく手掛ける新人アイドルグループのデビュー前合宿に参加する。しかし、雪深い地に建てられた元豪華ホテルの合宿所は、吹雪により外界から閉ざされた“クローズド・サークル”と化す。アイドル候補生たちの間に流れる不穏な空気。そんな中、候補生たちにとって招かれざる客であるレイの身に危険が迫る――! (「アイドルグループ候補者殺人事件 (前編)」)他、全9話を収録。
時雨沢恵一&黒星紅白が贈る異世界・並行世界を巡る短編連作小説シリーズ! 書き下ろし短編を加えた文庫化、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
因幡がクソ野郎だと称する人気プロデューサーが新しく手掛ける新人アイドルグループの、デビュー前合宿に参加したレイの身に危険が迫る第2弾。歌手になる夢を諦めさせるお仕事、大統領選がある並行世界での盛り上げ役、魔女狩りとの対峙、レイの肖像画が描かれた経緯、アイドルグループ候補殺人事件など、9つの物語を収録した連作短編集で、雪深い閉鎖された合宿所で繰り広げられるミステリは圧巻で、因幡も仕事を選んでやれよと突っ込みたくなるエピソードもありましたが、どんな仕事でも前向きに体当たりでこなすレイのプロ意識が印象的でした。2025/12/10
イシカミハサミ
13
少しずつ世界観というか、 このシリーズの核心にも触れていく2巻。 主人公のできることにボトルネックがある作品の方が、 どう困難を乗り越えるかとか、 どう物語が転がっていくかとかの 楽しみが大きい、という個人的趣向は変わらないけれど、 これだけ“自由さ”を自在に扱えている作品に触れるのは、 やっぱり幸せな時間です。2026/02/08
真白優樹
10
新たな世界へ仕事へ向かう中、アイドル候補生の合宿でクローズドサークルに巻き込まれる今巻。―――仄めかされる秘密に、真実はいまだ見えず。 果たしてレイとは何者なのか。その秘密は明かされず、しかしヒントは積み重なる巻であり、更にいろいろな世界でレイらしいお仕事をしていく巻である。果たして何者、それは最終巻で明かされるのか。次なる仕事先は、どんな異世界で並行世界になるのか。秘密が明かされるのは、どんな世界でどんな出来事を通じてになるのか。すべての謎に決着はつくのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/12/23
冬野
7
シリーズ第二弾。引き続き面白かったしもちろんイラストも良かった。「魔女は最後に笑う」「絵から生まれたストーリー」「アイドルグループ候補者殺人事件」が特に好き。悪人がすっきりギャフンと言わされる話、キノではあまりないから新鮮ですね。絵から~はほんのり感動的な種明かしの先のオチにちょっと笑ったし、アイドル~はレイと因幡が犯人の天敵すぎて可笑しみがある。次巻で完結してしまうのが勿体ない気持ち。今さらだけどメインの登場人物三人ともどこかにウサギ要素が入ってるのね。謎に何か関わっているのだろうか。星:4.5/52025/12/26
MoriTomo
6
芸能事務所で歌手・女優を目指す主人公レイの続編で、歌手にまつわる物語や並行世界での活躍、さらには殺人事件まで、多彩な展開が楽しめました。 どんな仕事にも真摯に向き合い、自分の持ち味を発揮するレイの姿が印象的で、その影響力の大きさも伝わってきました。 特に前編後編で構成された「アイドルグループ候補者殺人事件」は、外界から閉ざされた合宿所を舞台にしたミステリ要素が読み応え抜群で、ラストの書き下ろしで描かれた社長と因幡の出会いもファンタジックで魅力的でした。2025/12/13




