内容説明
『ハウスメイド』を凌ぐ恐怖と驚愕。
ギャリック家のハウスメイドとして雇われることになったミリー。この家で働くには守らなければならないルールがあった。「ゲストルームには立ち入らないこと」。病気の妻ウェンディが静養しているのだという。だが、閉ざされた部屋のドアの向こうから、すすり泣くような声が聞こえてきて……。シリーズ第二作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
273
各地の高校で生徒が暴力を働く動画が拡散され社会問題になっているが、昔なら学校内で固く秘密とされ外部には洩れなかった。似たような事態は普通と思われる家庭でも珍しくないが、結婚という密室に閉じ込められた家族は学校以上に秘密を守ろうとする。そんな家庭にハウスメイドという他人の立場で入り込んだミリーは、見て見ぬふりをできず首を突っ込んで痛い目に遭う。DVに苦しむ妻を救おうとして殺人容疑をかけられる今回は、お節介焼きの自業自得といえる。しかし、そんな彼女だからこそ犯罪者の計画を捻じ曲げ、背負い投げを食らわせるのだ。2026/01/13
ちょろこ
127
お・も・し・ろ・い!一冊。ハウスメイド続編。面白さは衰え知らず、むしろパワーアップしたかもっていうぐらい今作もすごい。大学生もしながらハウスメイドの仕事に勤しむ主人公。何があってもゲストルームに入ってはいけないというルールを守らせる今回の雇い主も何やら秘密めいていて…。読み始めながら危険信号は点滅しっぱなし。たぶんこういう展開だと薄々予想はできる。でもね、そんなのは序の口、全て計算づくの作者の微笑みがページの向こうに見えるようで、あぁ、そうよね、そうきたか!の連続にやられた面白さ、完全無敵にやっぱり完敗。2026/01/25
yukaring
98
2作目もやっぱり面白い!今回も圧倒的なリーダビリティとサスペンスフルな展開に惹き込まれて一気読み。4年の時が流れ、ハウスメイドの仕事を続けつつ大学に通うミリー。彼女は学費を稼ぐため大企業のCEOであるギャリック家で働き始める。しかしなぜか指示は夫が全て行い、妻のウェンディは寝室に籠もりきり。そして妻の部屋には決して入ってはいけないと言う。この閉ざされた部屋の秘密とは…。血のついたガウンや漏れ聞こえる鳴き声。そして物語は思いもよらぬ方向へ加速しながら転がっていく。待ち受ける恐怖と驚きの結末に翻弄される1冊。2025/12/31
えにくす
95
前作で必殺仕事人として覚醒したミリーの、新たな活躍を描く第二弾。第一部で妻のウェンディが、旦那からDVを受ける様子が描かれる。ミリーは彼女を助けるべく動こうとするが、前作の読者ならこれは何かの罠だと気付くだろう。そして第二部で真相が明らかにされて、物語は終盤へ。庭師の登場やブロッコリーと別れを経て、絶体絶命のピンチに陥ったミリーが、第四部で遂に黒幕との直接対決に挑む。この物語のクライマックスで、読者はドキドキハラハラしながら興奮するが、そこでまさかの大ドンデン返しが待っていた!前作よりも面白い。★4.32026/03/19
アキ
92
前作「ハウスメイド」を読了後、すぐに本屋さんへ走って行って買いました。2作目も前作を凌ぐ面白さ。登場人物もミリーを含めて6人と少ないので、何度も登場人物名を見返さないで済むのもうれしい。内容は、前作と同様に前半と後半でミリーの置かれている状況が正反対になるが、前作でも登場したエンツォが助け舟を出してくれる。この小説も一気に読めました。フリーダ・マクファデンの著作が翻訳されたら、他の作品も読んでみたい。2026/02/28




