内容説明
99.9%という世界でもトップクラスの火葬率を誇る日本。
なぜ、日本だけ火葬が当たり前になったのか。歴史、宗教、政治……。
さまざまな要因が絡み合った、日本人と火葬の関係、その全貌を紐解きます。
そしてご自身にはどのような葬送が適しているのか、
葬送からいまを見つめ直す……。
リアルな生と死を考える1冊です。
さらに日本と比べた世界の葬送文化、死生観の違いなど、火葬を中心とした世界の葬送をまとめました。
【こんな方におすすめです】
・終活を考えている、終活を始めている
・葬送文化に興味がある
・葬儀や火葬の意義を知りたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
160
587年に飛鳥で起こった丁未の乱により日本で火葬が広まる。しかし、火葬、風葬、土葬は長く併存していた。本書は火葬を歴史から読み解いていく。江戸時代に火葬場は迷惑な施設となる。明治に2年だけ火葬禁止となったが、感染症の影響で火葬が主流に戻る。しかし、政府は富の集まる寺から火葬場を切り離すこととした。明治以降に個人墓や夫婦墓から先祖代々の家制度になった。故人が亡くなった証、戦場後の遺骨収集をしているのは日本人だけという。火葬後の拾骨も世界的には稀という。日本では死後すぐに火葬をする。新たな気付きが多々あった。2025/12/30
trazom
117
仏教の伝来で火葬が始まり(皇族初の火葬は持統天皇)、中世では、都市部は火葬(薪を用意できる経済力がある人のみ)、農村部は風葬・土葬。江戸時代には、火葬が一般化する一方、将軍家や大名家は土葬で権威化するという二極化。神仏分離による明治政府の火葬禁止令は2年で撤回されたが、火葬場を寺社から分離し、火葬が、宗教的儀式から公共サービスになったという歴史が、とてもよく分かった。著者は一般社団法人火葬研の代表理事。死者との別れに時間をかける欧米に対し、一刻も早く死を処理して日常に戻りたい日本との比較も興味深い。2026/01/25
佐治駿河
37
図書館本。近年、海外の一部の方々が土葬をする様になり問題となっています。その様な社会情勢もあり、この本が目に止まりました。火葬の歴史、各国の火葬の状況等が前半は書かれております。中盤以降は火葬による環境問題、現代人の死生観にも触れられています。二酸化炭素の排出量を考慮するなら、火葬は複数人をまとめて実行すればいいのでありませんか?宗教的な部分もあるのでそんなところは気にする必要は無いと思います。思うところは沢山ありましたね。2026/03/29
ともーか
0
全国各地の特徴ある施設や海外の事例紹介が写真付きであったり、内容はとても興味深く面白かったけどいかんせん文章が読みづらい・・・というか「この文さっきも見たぞ?ここで説明している文脈はさっき聞いたぞ?」という引っ掛かりが随所に感じられた。2026/01/27
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